2008年9月28日日曜日

横浜:理想の夢の家

横浜美術館の向かいの住宅展示場でアートフェア「横浜アート&ホームコレクション」が11月28日、29日の二日間開催されます。会場のモデルホームの中で主催者側が担当する棟がいくつかあるのですが、そのうちの一棟を担当させていただくことになりました。今日はそのモデルホームを視察に。私たちが担当するハウゼは、普通の家の機能にプラスしてバーラウンジや大きなテラス、ジャグジーまでそろっているかなりゴージャスな建物。その中をプラットフォーム横浜セミナーからすっかり仲良くなったAITの堀内さんと共に、空想夫婦になりきって「理想の夢の家」を作り上げますのでお楽しみに。以下が簡単な概要です。

プロジェクトホーム3:Our sweet dream house
会場:ハウゼ ハウゼヌーボIII
「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペシャルな出来事をキーワードとして若いアジアのアーティストの作品を紹介します。
参加作家(予定):遅鵬/Chi Peng(中国)、楊俊/Yang Jun(中国)、崔廣宇/Tsui KuangYu(台湾)、NamHwayeon(韓国)、Zin Kijong(韓国)岩崎貴宏(日本)、木内聡子(日本)、SHIMURABROS.(日本)、和田昌宏(日本)、他数名

2008年9月27日土曜日

川越:COEDO祭り

今日は、いつもお世話になりっぱなしのCOEDOさんのお祭りに伺いました。COEDOさんには展覧会の企画などがあるといつもおいしいビールを提供してもらっていて本当に感謝しております。このCOEDOの工場がある川越では年に1回夏祭りを開催していて、おいしいビールを飲みながら生演奏を楽しみ、友達とわいわい盛り上がっています。久しぶりに会社の同僚にもたくさん会えて、おめでた話などいろいろニュースがてんこ盛り。このお祭りの後、2件ほどアート系のパーティーをはしごしたら気がづいたら日付が変わっていました。たまにはこんな休日もいいですねー。

2008年9月23日火曜日

Seoul:KIAF2008

今日はKIAFの最終日。今年のKIAFは、サブプライム問題、リーマンの破綻直後でもあり、正直かなり元気がなかったです。更に、アジアの各地でアートフェアがあった後での開催だったため、他のアジアの国からのお客さんもとても少なかった。中国語もほとんど耳に聞こえてきませんでした。つまり、周辺のアジアからも、そして現地韓国からもお客さんが少ないダブルパンチで、相当難航したフェアに映りました。一方その前に開催された台北は、結構評判だったようですが、行けず残念。フェアの内容自体はそこまで悪くなかったのですが、タイミングが悪かったとしか言いようがないですね。日本からも、小山さん、SCAI、東京画廊、アラタニウラノといい画廊が揃っていたのですが、それぞれ売り上げも芳しくなかったようです。でも毎日おいしいもの食べれて、友達にあえて、私は満足。これでART iTの広告も増えれば言うことなし、ですが、これからがんばります。

2008年9月21日日曜日

Seoul:スケールが違います、韓国のギャラリー

KIAFの合間を縫って、そしてディナーパーティーなどに参加して韓国の画廊をいくつか訪ねてみました。ちょっと前までは三清洞にほとんど固まっていた韓国ギャラリーのアートシーンが、江南にも拡大、拡張していました。写真はPKMの新スペース、PKMトリニティー。ミラノに本店があるCorso comoのソウルショップの地下にある非常に高感度なスペース。近くには地上3階、地下1階がギャラリースペースの現代画廊(:三清洞から移動)があったり、オペラギャラリーを中心にしたギャラリーコンプレックスビルができるなど、韓国の現代アートシーンはちょっとバブルな様相を呈しています。
もちろん、三清洞も負けていません。このエリアの中心的存在名クッチェギャラリーは、どかーんとアニッシュカプーアの個展。そしてKIAFにあわせてプライベートスペースも公開していて、クッチェギャラリーのラグジュアリライフを垣間見れました。本店で開催されているRhee Ki Bongもかなりいい展覧会。この二人を掛け合わせて展覧会を行うクッチェはさすがです。現代画廊はdoARTに名前を変えて44(Sasa)などの若手のグループ展を開催。ちなみに、この三清洞エリアでは10月24日からPLATFORM展が開催されるので是非お時間のある方はお越しください。

2008年9月19日金曜日

Seoul:Kim Bominオープニング

KIAFのため、久しぶりのソウル。KIAF初日は私の友人で、横浜で開催したART LAN@ASIA展にも参加いただいたことのある、Kim Bominさんのオープニングが開催され、GANA ART_croftまで足を運んできました。トーンとしてはやはりアートと言うよりはデザインの要素が強いけれども、軽やかでとても彼らしい楽しい展覧会でした。その後は、友人約20名ほどと近くの豚カルビ屋へ。久しぶりのソウルでかなりハイテンションだった私は調子に乗ってチャミスル、ジュセヨを連発。ふと気がつくと私以外全て韓国人だったので、日本人にお手柔らかに、いじめないでね、と言いながらも、かなり楽しみすぎて初日からべろべろに酔っ払ってしまい、今日はかなりテンション低めです。汗 でも楽しかったー。

2008年9月16日火曜日

横浜:津村x金氏展キックオフ!

北京での「美麗新世界」展以来、企画したいと考えていた展覧会がいよいよ実現に向けて動き出しました。Final Homeのディレクターとして知られる津村耕介さんと、金氏徹平さんの2人展。その1回目の打ち合わせを行いました。打ち合わせの後は、近くの中国食堂で中国プロジェクトを懐かしみ、現代美術の議論に花が咲きました。
以下が現時点での展覧会の概要なのですが、ちょっと人手が必要になる気がしているので、お手伝いにご興味のある方、是非ヘルプを!

「Discharge Mode to Order <放電オーダーモード>」
日時:11月14日(金)~30日(日)
14日:オープニングパーティー(18:00~20:00)
*展覧会期間中に数回ハプニングプロジェクトを予定
30日:クロージングトークセッション(18:00~20:00)
*終了後、BankARTファイナルパーティーに合流

会場:本町実験ギャラリー 〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町5-49 丸忠センタービルB1F
電話:045-633-6395 営業時間:10:00-19:00 休廊日:なし
主催:FEC 協力:BankART1929、ART iT、ナンヅカアンダーグラウンド、横浜美術館 協賛:COEDO

もの、意味、概念、メディアを常に解体しながら作品/商品を創り上げる二人の展覧会。両氏の過去の作品を展示、お互いのクリエイティビティーを「放電」するところから本展を開始し、展覧会期間中に何回か開催予定のハプニングプロジェクトを通じながら二人がコラボレーションし、最終日にそれらのプロセスを振り返り、今後を展望するトークを開催。

2008年9月14日日曜日

横浜:プラットフォーム横浜からソウルへ

本日はプラットフォーム横浜セミナー最終日。4日間にわたる濃厚トークをゲストのキーワードやいただいた写真などを基に最終議論しました。 私が気になったキーワードとしては、コミュニティー、経験、コミュニケーションがあります。よりマクロ的な活動から、ミクロ的な活動へアートイベントがシフトしていってもらいたいし、自分の今後のアート活動もそれらのキーワード・オリエンテッドな活動を続けていきたいです。途中には写真のような遠藤さんのゲリラパフォーマンスもありとても盛り上がりました。皆さんお疲れ様でした!私はこのサテライトイベントから継続しソウルでのプラットフォーム本展への準備に移ります。

2008年9月13日土曜日

横浜:みがきっこ@プラットフォームセミナー

以前本ブログに告知したプラットフォームセミナーのため、11日から14日までは東京芸大の新港キャンパスに缶詰状態。でも海外から来日したユニークなゲストやアーティストと一緒で非常に楽しい毎日です。毎日さまざまなパフォーマンスが開催されていますが、今日は期間中毎日1台車を磨き上げている「みがっきこ」が私の車をぴっかぴかに!ちなみに写真左奥の車は遠藤さんの「未来へ号」です。

2008年9月12日金曜日

横浜:トリエンナーレ・オープニング

いよいよ始まりました、横浜トリエンナーレ。有名なアーティストが顔をそろえ、でも作品は(予算がないのか)映像がほとんど、地元とのインタラクションもまるでない、という最近の国際展の悪いお手本のようなトリエンナーレになってしまっていますが、大巻伸嗣さんの新作「Memorial Rebirth」は圧巻です。オープニングレセプションでも入り口がシャボン玉で埋め尽くされとても美しい。この作品はトリエンナーレ期間中横浜市内のさまざまな場所に出没するそうなので、お見逃しなく。なお、作家は期間中FECの馬車道スタジオを基地として使用していただいております。

2008年9月11日木曜日

横浜:黄金町バザール・オープン

残念ながら私は足を運べなかったのですが、黄金町バザールがオープンしました。オープニングには600名以上が詰めかけ、中田市長もご挨拶、というとても盛況だったそうです。作品制作のため、FECの馬車道スタジオに2ヶ月以上滞在いただいた田中さんの作品は黄金町周辺のいろいろな場所に展示されているので是非探してみてください。

2008年9月10日水曜日

東京:赤坂アートフラワー始まる

本日は、赤坂アートフラワーのオープニングが開催されている旧赤坂小学校へ。インディペンデントキュレーターの窪田さんとナンジョウアンドアソシエイツの見事なアレンジで、旧赤坂小学校の体育館は小沢剛さんとパラモデル、田尾創樹+おかめぷろ、スサイタカコの競演ですばらしい空間になっています。その空間の中で展覧会期間中に鉄割アルバトロスケットや珍しいキノコ舞踊団によるパフォーマンス開催されると言うのだから、なんて贅沢。必見です。他にも赤坂周辺計6箇所で作品が展示されているので、今度時間を作ってゆっくり観に参ります。

2008年9月7日日曜日

台北→台中:マイケルリン@IT PARK

台北は、ちょうどアートフェアとビエンナーレの間でアート関係はちょっとひっそり。画廊をいくつか回りましたが、みんなアートフェアのお片づけをしていて作品が画廊に山積みになっていました。そんな中、台北を代表するスペースIT PARKではマイケルリンの新作に出会えました。
その後、台中に移動しましたが、台中も特にこれといった展示はなかったのですが、初めて台中駅裏の倉庫5号というアートスペースに行くことができました。ちょっと北京の798のようなゆったりとした佇まいでいい感じでした。

2008年9月5日金曜日

台北:朱銘美術館、基隆夜市

台北では車の移動が可能だったので、ちょっと足を伸ばし、朱銘美術館に行ってきました。写真のような朱銘(台湾を代表する作家のようです)の彫刻がひしめき合う屋外の彫刻美術館で、ゆっくり回って2時間位かかりました。夜は近くの街、基隆の夜市へ。この基隆は最北端に位置するため、台湾に侵略する際に最初に被害を受けた街のため、幽霊がたくさんさまよう街とも呼ばれてしまっているそうです。でも台湾を代表する夜市だけあって、新鮮な海産物にあふれ、人も多くて賑わっていて、おなかいっぱいになりました。

2008年9月3日水曜日

北京:I want to believe

昨日はグッゲンハイム美術館で盛況だった蔡国強の個展「I want to believe」が中国美術館に巡回した展覧会の最終日。深センから北京に到着し、そのまま中国美術館に滑り込みセーフで観ることができました。これらの作品がグッゲンハイムの螺旋スロープや吹き抜けに配置されていたと思い浮かべながら、一つ一つの作品を丁寧に鑑賞することができました。ニューヨークではあまりの人気で鑑賞できなかった人も多かったという話だけに、その展覧会を鑑賞できて本当に幸せ。
蔡さんとは雑誌の取材の関係でこの展覧会のオープニング前の心境や展覧会のプランなどを伺っていましたが、それがインタビューの言葉通り展示されていてとても感動。ユーレンスでの黄永砅の個展と並び、今年の北京では非常に見ごたえのある展示に多く出会え、感謝です。

2008年9月1日月曜日

深圳:オープニング3連発

今回の深センへの出張の目的は、本日オープンした華美術館の開幕式、そして何香凝美術館で始まった王広義の個展、そしてOCATで始まった張培力の個展のオープニングの出席でした。その中で一番良かったのは張培力のインスタレーション。中国のミシン工場をそのまま空間に移設したインスタレーションで、背景にはミシン工場の映像がたんたんと流れています。このスタイルは北京Boers-Liギャラリーで春に行った個展(モデルハウスを風で吹き飛ばし、そのプロセスの映像とインスタレーションを組み合わせた作品)と同じもの。もともとは映像の作品が多かった作家が、それにインスタレーションとを組み合わせ、作品を追うごとに迫力、スケールを増し、そして展示が進化していることを肌で感じました。正直、こういった作家は最近の中国の現代美術のシーンでは出会えなくなってきているので、今後の更なる発展を期待したいです!