2008年5月30日金曜日

東京:シャネルモバイルアート日本上陸

シャネルモバイルアートが香港から日本に渡ってきました。場所は代々木公園。世界を循環するモバイル型の展示空間の設計はザハハディード。FECのメンバーの一人であるMADの早野さんが以前勤めていたこともあります。
私はオープニングに結局足を運べなかったため、まだ展示を見れていませんが、40分のコンテンポラリーアートクルーズ、是非トライしてみては?完全予約制らしく、この前チケットを確認して見たら結構埋まっていましたのでお急ぎください。チケットはファミリーマートでゲットできます。

2008年5月29日木曜日

北京→横浜:地震報道で思うこと

ちょうど地震のあった翌日から雲南に行ったため、地震直後の報道をあまり見ることが出来なかったのだが、中国の報道は非常に偏っていて北京にいるだけでは全体像が正直掴めない。
往々にして報道されるのは、1)救済された子供+ドラマチックな音楽、2)お偉いさんの被災地行脚、3)寄付をする大企業や個人を称えるイベント、の3つ。1)についてはほとんどアップデートなしにとにかく国民感情のコントロールと、中国への同情を買うための戦略にしか写らない。というか音楽をつけてドラマチックに流すのは正直気持ちが悪いし、被災者を逆に利用しているとしか見えない。2)は仕方ないとして、3)も結局は企業の広告。中国一致団結して頑張ろうと皆声高々に言っているが、ある個人が何千万出したとか、ある大企業が何億出したとか、こういう報道されると低所得者層や被災者はかえって切ない気持ちになるのではないかと思う。
実際、今回の地震は本当に大被害だし、現場も本当に大変であるから(北京の友人は、報道関係で現地に取材に行っていたが現地は本当に凄い有様だと言っていた)、あまり言うべきことではないかもしれないが、帰国して見た(録画をお願いしていました)日本のNHKの特番の方が今回の地震を冷静に客観的にいろいろな角度から(現地の様子、科学的検証、耐震構造のこと、など)アプローチし番組を制作していたため、地震を客観的に把握することが出来ました。

2008年5月20日火曜日

昆明:美しきアカデミズム

なんやかんやで1週間かけて雲南をまわり、ようやく昆明に戻ってまいりました。ゆったり歩いてたところの景色をぱちり。この美しい風景、一体どこだと思います?なんとここは雲南大学。雲南のアカデミズムの最高峰です。ほんとに緑生い茂る美しいキャンパスで、ここなら留学したいな、と思ってしまうのは自分だけでしょうか。
今回、仕事関係の人にはあまり行き先を告げずに旅行を決意したのですが、インターネットに繋がれて携帯があれば仕事はほとんど支障なく出来るものなのだ、ということを改めて実感できました。そして、中国は広くて自分はその一部分しかまだ見れていないんだ、ということも実感しました。今後も積極的に、仕事をしつつも世界のいろいろなところを見て回るべきだ、と思います。

2008年5月19日月曜日

金島:私の故郷?

この大理は、洱海という湖に面していて、翌日はその湖の船ツアーに参加してみました。このツアー自体には大して期待をしていなかったのですが、この洱海に「金島」という名の島があるらしく、その島を見なければ!ということで参加しました。
大理は中国が唐の時代に同盟関係にあった南詔国の首都で、その中心がなんと「金島」だったそう。今では中途半端なリゾートアイランドになってしまって見所も特になくちょっと切なかったんですが、もしかして私のルーツはここだったりするのかも、と余韻に浸りながら、心地よい風を受けて船は港へ戻るのでした。写真はそんな「金島」を後にする船から撮影したもので、向かって右の、緑が生い茂り、白い建物どんと腰を構える(リゾートホテル)島が「金島」です。

2008年5月18日日曜日

大理:花鳥風月の街

大理は「花鳥風月」という言葉がぴったりの風光明媚な街。豊かな自然と文化が今でも残る街です。
古城も麗江のような美しい町並みが広がっていますが、写真の通り麗江よりも生活感があり(麗江はかなり観光地化されていて生活感がなく、ハウステンボスの中国版にいる感じがした)、学校もいっぱいあって子供が駆け回り、いい感じです。外人が開いたコジャレたカフェなどもあり、美味しい雲南コーヒーが100円しないで飲めたりしてほっとします。
雲南を代表する普洱茶もこの街で買ってきました。お茶屋の人がとても親切でいろいろお茶を飲ませてもらい吟味しつつ購入。価格も北京で買うより断然安く、クオリティも高いです。もっとまったりしたかったー。

2008年5月17日土曜日

白沙:迷い込んだ路地と白い犬

麗江から北に少し行ったところにある白沙というところには、有名な壁画と昔ながらの古鎮が残る風情ある集落。文化大革命の影響か、美しい壁画がことごとく削られ痛々しい。それなのに文化財だから大切に、手を触らないで、写真を撮らないでと厳しく書いてあり、この矛盾な感じがとても中国という感じ。
私としては壁画よりも周囲のお寺がとても素敵で癒されました。木造のお寺は、奈良に迷い込んだような錯覚すら覚え、日本のルーツである感じ。
ゆったりお寺を満喫していたら、閉館の時間に。あわてて裏門から出してもらうとそこには白沙の美しい路地が広がっていました。藍染が有名で手作りの暖簾(約300円)やかばん(こちらも約300円)などを買っている(安くて素敵)と知らぬ間に白い犬が私の後をついてきました。どうも私は動物に気に入られるらしく、春節で行った能登半島旅行でも神秘的な猫が島を案内してくれたり。今回の白犬も結局バス乗り場まで約20分くらい道案内をしてくれました。写真を撮るときもカメラ目線で愛嬌たっぷりでした。

2008年5月16日金曜日

玉龍雪山:4506の世界へ


私が寄りかかってる岩になんて書いてあると思いますか?
「4506」、なんとことは標高4506mなんです。富士山なんかより全然高いんです。それもロープウェイで簡単に来れてしまいました。世界一高いところまで私たちを連れて行ってくれるロープウェイなのです。中国はホント何でも作ってしまいますね。さすがに標高がかなり高いのでちょっと息は切れましたが、夏なのに万年雪に囲まれ自分がどこにいるか分からなくなりました。このスリリングな感動をはLIVE/中国/ANA玉龍雪山篇でちょっと味わえますのでご覧あれ。
その後地上に降り立ったあと、「印象麗江」というダイナミックなコンテンポラリーショウを鑑賞。これは、北京オリンピック・オープニング芸術監督を務める中国で有名な映画監督、張芸謀氏の演出だけあってかなり迫力満点。ちょっと高いけど必見でしょう。こちらも、LIVE/中国/ANA印象麗江篇でちょっと味わえます。映像にもありますが、この玉龍雪山の周りには上高地のような美しい景色が広がっています。澄んだ空気とおたまじゃくしが泳ぐ透き通った水、深い緑、そしてダイナミックな自然。宿泊先で意気投合して一緒に回った中国人は「九塞溝にも行ったけど、こちらの方がいいかも」。

2008年5月15日木曜日

麗江:束河古鎮の宿

「今、麗江にいます」
ついつい、JRのCMコピーが頭を流れてしまう雲南の旅。実際に雲南は空気も水も風景も綺麗、人も親切でかなり癒されます。中国にいることも忘れます。
実際に両親から電話がかかってきてこのフレーズを口走ってしまいましたが、携帯とインターネットが繋がればどこでも仕事って出来るんですね。宿泊したこの宿もとてもいい感じで一泊80元(約1000円)だったんですが、無線LAN完備で新鮮な空気を吸いながら仕事がはかどる。うっかり忘れていたお金の振込みだって、締め切りぎりぎりだった原稿だって、企画書や助成金申請だって、こんな山奥でも出来る。テクノロジーの進化に感謝。
ちなみにこの宿は、麗江の中心の古城の中ではなく、麗江郊外の束河古鎮の中にあります。こちらの方がまだ観光地化されていなくてお勧めです。映画の舞台にもなったそうで、街中には透明な水が流れ魚が泳ぎ本当に美しい。

2008年5月14日水曜日

石林:世界遺産の歪


やはり有名な世界遺産である石林を見ておかなければ、ということで足を運びました。出発が遅れてしまい、バスが既に今日分がなくなってしまったとのこと呆然としていたところおじさんが頑張って4名石林に行きたい人を募ってくれておじさんの車で石林へ。一人50元だったのでまあまあでしょうか。
石林は世界遺産のおかげでとても綺麗に整備され、確かに景色もとても良かったのですが、入場料が鬼高で、車が一緒だった広州からの女の子は入場を断念。自分もちょっとためらいましたがここまで来て中に入らないのはさすがに、と思い奮発して入場しました。世界遺産は本当に中国にとっていいことだったのでしょうか。今中国の観光地は軒並み入場料などが上がり、北京の故宮など含め、肝心の中に入れる方々は極わずか。せつなくなります。

2008年5月13日火曜日

昆明:ある山寺にて

「そうだ、雲南行こう」
中国にきてから何故か忙しくゴールデンウィークもなかったところ、ぽっかりと時間が空いたので(仕事を気にしつつも)勇気を出して雲南に行くことに。
まず飛行機で降り立った昆明では山寺に迷い込んでみました。ここの筇竹寺の五百羅漢像は圧巻。表情も豊かで空きませんでした。一般的にはあまり有名ではないらしく、たどり着くまでちょっと一苦労でしたが行った甲斐がありました。

2008年5月11日日曜日

北京:展望@中国美術館

ちょっとした観光地で記念撮影している感じに見えますが、これは展望の展覧会のオープニングの一こま。彼の作品が石林の如く設置され、煙が下からもくもく上がる幻想的な中国美術館です。
中国美術館はこの展望展を皮切りに、今後オリンピックまで、メディアアート展や蔡国強展など、充実した現代美術プログラムを準備しているそうです。
日本からもオープニングには南條さんや片岡さんの姿も見られました。

2008年5月4日日曜日

北京:友人の結婚式

昨日、友人の結婚式に参加してきました。場所は北京郊外の蟹島という休暇村で夜通し開催されました。
結婚式のお二人は、(上機嫌でお酒を飲んでいる私は気にせず)写真左上の綺麗なカナダ人女性と、豪快に笑う私の右の素敵な韓国人女性。実は私がキューピットだったりします。二人はカナダ(レズビアンが結婚出来て素敵)で挙式の後、北京で披露宴となったわけです。
会場にはご両親も参加され、北京の旧友と共に和気あいあいと開催。あっという間に一夜が過ぎてしまいました。ちなみに私はあまりに嬉しくて飲みすぎてしまい、今日はぼろぼろになりながらどうにか自宅に戻り一日中床にといておりました。とほほ。でも嬉しい。