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2009年6月23日火曜日

Barcelona:ガウディーと新しいクリエイティビティがぶつかり合う芸術都市

初めてのバルセロナ。オリンピックを通じたバルセロナの発展ぶりは凄く、アーティストも、まずベルリンへ、その後バルセロナに移っている、といわれるほど、ヨーロッパの中でもベルリンとともにクリエイティブが元気な街です。有名なガウディの建築が街中に点在し、歩いてビーチにも行け、交通機関も便利、カンペールなどのいい感じのお店もたくさん(カンペールが運営するホテルが現代美術館の近くにあってかなりクール)、とても明るく開放的な雰囲気な街です。
今回は初めての訪問、かつ時間も短かったのであまり満喫できませんでしたが、しっかりガウディは抑え、カンペールの靴も買ってきました。

2009年6月21日日曜日

Alcoy:夏の別荘

フィンランドのNOKIAで働いていたとき(もうかれこれ約10年)からのスペインの親友を訪ね、早速その友人の夏の別荘にお邪魔させてもらいました。友人の故郷はアルコイという街(写真はその街のしっとりとした夜の様子)で、その郊外にその家族の夏の別荘があります。友人が日本や中国に遊びに来たことはあったのですが、自分がスペインに行くのは初めて。そして早速こんな素敵な夏の別荘に連れてきてもらえるとは、と感動してしまいました。
アルコイは、毎年4月末に開催される「アラブ人とキリスト教徒の祭り」で有名で、私の友人も小さいころその代表に選ばれ、そのときの写真がおうちにもしっかり飾られていました。どうやらお母さんの自慢のようでした。笑
アルコイで少しゆっくりした後、バレンシアなどを経由してバルセロナに向かいます。

2009年6月18日木曜日

Treviso:ファブリカ(ベネトン財団)へ

今日はエリカさんが働く雑誌COLORSのオフィスがあるベネトンのコミュニケーションリサーチセンター、ファブリカにお邪魔させていただきました。この建物は安藤さんが手がけたことでも有名ですが、思いのほかスケールが小さくてそれが逆に心地がよく、とても良い空間でした。
本当は皆で揃っての訪問を予定しましたが、一緒に旅をしていたゆかさんが体調を壊し、急遽ベニスで入院となってしまったため、私たちの工程も変更し、私も急遽エリカさんのところに泊まらせてもらい、その翌日に未だ元気な旅の仲間2名とともに訪問。この近くのローカルのレストランで食べたボンゴレビアンゴのパスタが絶品で今でもその味を忘れれられません。。

2009年6月14日日曜日

Sirmione:優雅な湖上リゾート

ミラノでは朝早く起き、午前中はミラノでちょっとショッピング(不況の影響か、軒並み50%オフでかなり感動)、午後からブレシアに移動し、志村さんが展示を予定しているスペースを一緒に視察、作品のお渡しと打ち合わせを終えた後、ミラノとベニスに行く途中にある、ガルーダ湖に浮かぶように位置するリゾート地、シルミオーネに滞在しました。
このシルミオーネは耳に効く温泉が出ることでも有名。ブルーチーズのピザと海鮮パスタが絶品だったレストランでの食事を終えた後、源泉が湧き出る(:噂によると、勝手に温泉に入れるらしい)スポットを探しに夜11時過ぎからシルミオーネを散策。そしてそして、温泉口を発見!早速石で温泉場をつくり、湖の冷たい水とうまく掛け合わせて即席秘境温泉をイタリアで楽しんでしまいました。執念が実ったというか、イタリアの星空とガルーダの細波とをかみ締めながら、時々現れるイタリア人カップル(デートコースらしい)からの視線も気にせず30分以上優雅に楽しんでしまいました。
旅の疲れもすっかり吹き飛び、温泉って素晴らしい、とまたまた思ってしまうのでした。そして朝、すがすがしく起床。今日は一路ベニスに向かいます。

2009年6月12日金曜日

Bern→Milan:アルプス山越え

今日は今回の旅行のハイライト、アルプス山越えです。朝早くにバーゼルを出発、世界遺産の街ベルンを経由し、グリンデルワルドなども寄り道しながら、車でぐんぐんアルプスに向かいました。標高が高くなるにつれ、どんどん気温が下がり、雪が残り、頂上付近は、グレーの岩肌、白い雪、淡い青色の湖、ぽつぽつそびえる巨大な鉄塔(:岩崎貴弘さんの作品の風景がふと浮かびました)、宇宙船のようなホテル、など、まるで地球上にいないような、不思議な錯覚に陥りました。動画は山越え最中に通った、雪中を突き進んでいるところ。そこまで山越えは大変じゃないと思っていましたが、やはりかなりなものです。そして山を越えたらもうイタリアの暖かい風が。ミラノに行く途中にある世界遺産、ネリンツォーナの3つの古城をに寄り、高級リゾートのルガーノやコモを経由し、一路ミラノを目指しました。ミラノに着いたらすっかり夜遅く、かつホテルがダブルブッキングで移動、なんてこともありましたがどうにか無事にベッドにつきました。

2009年6月9日火曜日

Neuschwanstein:夢と妄想の城

バーゼルアートフェアに向かう途中、ディズニーランドのお城のモデルにもなっている、ノイシュヴァンシュタイン城に寄り道してしまいました。
この城はルートヴィヒ2世が亡くなった1886年まで建設が進められ、ルードヴィヒ2世の夢と妄想が詰まっていてとてもロマンチック。(ちなみに、この城はロマンチック街道の終点だったりもします。)ちなみに、ルートヴィヒ2世はワーグナーの創作する劇を大支援して、かれを幾度もこの城に招待したそうなので、そのワーグナーへの恋心の集大成的なお城とも感じました。やはりこの位「いっている」ものは、お城でもアートでも素晴らしく、人を引き付けます。

2009年6月7日日曜日

Graz:世界遺産の都

LinzからGrazへ移動。Graz はオーストリア第二の都市で、旧市街は街自体が世界遺産になっている美しい街です。Grazには青いなまこのような、現代的な建築の文化ホールがあるのでも有名ですが、そこをゆっくり散策してきました。驚いたのが、町の中央を流れる急流に浮かぶレストラン。凄い構造です。落ち着いて食事ができるのかな、とも思いながらも、私は今回一人だったのでそこでの食事は体験しませんでしたが、もっと暑くなればはかなり涼しく快適な中での食事を体験できるのでしょう。

2009年6月5日金曜日

Linz:アルスエレクトロニカとHOHENRAUSCH展

Coded Culturesのオープニングでばったり再開した小川さんを訪ね、Linzまで足を運んできました。小川さんはSFCの同級生で、現在はメディアアートの聖地、アルスエレクトロニカセンターで働いています。私は彼がまさかここで働いているとは露知らず、約8年ぶりの再会に驚き、そして今年ヨーロッパにおける文化首都であるLinzに是非、ということで足を運ぶことにしました。

Linzでは彼の働くアルスエレクトロニカセンターを一通り案内してもらい、また現在開催中の、屋上を使った展覧会「HOHENRAUSCH」展にも足を運びました。映像はこの展覧会に設置されている観覧車からの映像。遊園地によくいそうな名物おじさんが観覧車のインストラクションをしている感じがなんともゆるくて素敵。展覧会は、周囲の建物の屋上に張り巡らされた通路をたどりながら、作品を鑑賞するのですが、これがまるで遊園地に遊びに来ているような錯覚を覚え、アートに精通してなくても、大人から子供まで楽しめる工夫がされていてとてもいい展覧会でした。ちょうど鑑賞日の前日に近くで火災があり、一部の建物が出入り禁止となってしまったため、全ての作品を鑑賞することができず、ちょっと残念でしたが、天気もよく素晴らしい1日となりました。

2009年6月3日水曜日

Baden:オーストリアの温泉へ

どこでも温泉欲が沸いてしまう私。今日はCoded Culturesの日本人アーティストチームとオーストリア人の友人のフィリップさんと一緒にバーデンまで温泉に浸かりに行ってきました。ここは大型の温泉プールのようになっていて、水着でまるでプールで遊ぶような感じで温泉に浸かることができます。そして奥には全裸、混浴のサウナルームがあり、ちょっと驚き。
久しぶりの温泉にあまりにも嬉しくて、ちょっとお風呂に入りすぎたようで若干湯あたりな感じです。あと、写真を撮ってくるのも忘れてしまいました。
なので、というのもなんなんですが、前日ウィーンで開催された、毛利さんと梅田さんとライブパフォーマンス後の様子をのせてみました。温泉と関係なくてすいません。ライブパフォーマンスに間に合わなくて、その後のお疲れ様、的な感じのところからの参加となってしまいましたが、こんなまったりした空間がウィーンにはたくさんあって、かつ若い人が元気に活躍している感じが素晴らしいです。

2009年5月14日木曜日

香港:なんとグランドハイアット!

ヤングアート台北が大盛況のうちに無事に終了し、アートフェア実行委員会の方より頑張ったお礼として香港のフェアに一緒に来てみないか?ホテル代は出してあげるよ。と言われたので、速攻返事、香港に来てしまいました。台北から香港は本当に近くて1時間半ちょっと、飛行機のチケットも2万円ちょっとで来れてしまいます。

そしてなんとなんと宿泊したのはアート香港会場のコンベンションセンター隣のグランドハイアット。こんなところはもう一生泊まれないと思い、とことん満喫しています。朝食もおいしいし、プールも素敵です。映像は部屋からの景色。香港島から九龍に続く景色で、興奮しながらの撮影です。本当に一等地。中華系の人はこういった熱い繋がりがあるから素敵ですよね。来年も頑張らないと。

というわけで、来年も引き続きヤングアート台北の顧問として頑張ることになりましたので、引き続きご支援、ご指導のほど、よろしくお願いします。

2008年8月4日月曜日

Ulaanbaatar→二連浩特:電車での国境越え

いよいよ電車で外から内に移動。電車は前日の夜8時にウランバートルを出発し、中国の国境の街二連浩特を目指します。緑の大草原、そして満天の星空の下をゆっくりと走る寝台列車はいいもので、持ち込んだビールをゆっくり飲み干すと、あっという間に夢の中へ。担当乗務員に叩き起こされら、もう朝の7時を過ぎていました。写真は国境を越える前のモンゴルの国境の街、ザーミンウード。砂漠の中にぽつんと駅があるかわいらしい、でも殺伐とした駅です。電車の中で出国手続きが行われ、到着から一時間ほどで完了、電車はゆっくりと二連浩特を目指します。国境にはそれぞれの軍隊が列車に向かって敬礼、そしてその後は国境に観光に来ている中国人の山。私たちの電車は国境の記念として最適な被写体となっていました。そして、二連浩特でも電車の中で入国手続き。やはオリンピックのせいか、警備が厳しく荷物を結構細かく調べられ(日本人はかなり甘い)、到着してからこれまた1時間くらいたってからやっと列車から外に出ることが出来ました。二連浩特はモンゴルから比べるとかなり発達していて、駅も立派、共産党の大きな建物がたくさん。ちょっと走っただけでこんなに風景が変わるものか、そして中国の景気のよさを感じられました。その後呼和浩特へ向け、バスに乗り換え更に6時間の旅が始まりました。

2008年8月2日土曜日

Ulaanbaatar:大草原でのチンギスハーンスペクタクル

日本に帰国中、ふとHISを通りがかったらモンゴルのチラシがおいてありました。そういえば、モンゴルって夏しか季節的にいけないんだ、と思いたち、急遽モンゴルに行くことを決意。まず北京からウランバートルに入り、そのあと電車で中国に入国し、そこからバスで呼和浩特まで移動、呼和浩特から飛行機で北京に戻る、というちょっとハードなプランニングで外モンゴルと内モンゴルを回り、外(:モンゴル)と内(:中国)がどのように違うか、その違いを自分の目で見てくることに。
まず降り立ったウランバートルでは、 モンゴルに行くことを決意したきっかけでもある、チンギスハンのショウを鑑賞。広い大草原を舞台に繰り広げられるショウは迫力満点でした。このショウの前にはモンゴル相撲などもあり、一日楽しめました。会場はウランバートルから車で一時間ほどバスで行ったところなので、モンゴルの最大の魅力である大草原も満喫できます。
戻ってきてからは、市内のお寺を回ったり恐竜の化石が大迫力の博物館を回ったり。また、前回の選挙の際に起こった暴動のつめ跡、黒焦げの革命党ビルもしっかり見てまいりました。そして、夕方からは現地の友人とともに食事をしたり飲みに出たり。あっという間にウランバートルの時間が過ぎていきました。澄んだ空気にどこまでも広がる緑の草原、モンゴルはちょっと一人旅は不便だけど、また友人と訪れたい国ですね。

2008年6月30日月曜日

NewYork:ウィリアムスバーグ

日曜日はNYでゲイプライドが開催され、街中がゲイの人であふれハッピーな週末になっていました。パレードを見ながら、家具を探している友人と共に家具屋めぐり、アーティストのスタジオに遊びに行ってまったり食べたり飲んだりなど、ゆったりすごしました。
そして、今日はウィリアムスバーグへ。ここはマンハッタンの川を挟んで隣、多くのアーティストやアート関係者が集う場所で、ギャラリーもたくさんあるエリアです。日本で言う下北沢、見たいな感じで、おしゃれな地元っ子が集っていますが、最近ではマンハッタンより家賃が高くなってしまっているそう。フランシスシンゴさんが今借りているスタジオに遊びに行かせて頂きました。そこはアーティストランスペースで多くのアーティストがスタジオを構えるコンプレックスアパートメントで私が足を運んだ際も多くにアーティストが作業をしていて、作品の制作風景を垣間見ることが出来ました。
夜はマンハッタンへ戻り、NYで活躍する日本人建築家4名と共にタイ・ディナー。そのうち一人はやはりウィリアムスバーグに住んでいるとのことでした。

2008年6月26日木曜日

NewYork:ミートパッキング&チェルシー徘徊

北京の今日美術館で建築のインスタレーションの展示を行った際に知り合ったロイドフーバーさんがオフィスを構えるミートパッキングエリアは、かつてはその名と通りミートをパッキングしていた地区でしたが、クリエイティブな人が4-5年前から入り込み、今ではアップルの巨大なショールームやおしゃれブティックが軒を連ねるエリアになっております。彼のオフィスリバーサイド・アーキテクチャーもこの地区の一角にありますが、家賃の高騰で今年泣く泣くこの地区を離れなければならないそう。彼と久しぶりに再会して、近くの昔から続くハンバーガー屋でランチ。ハンバーガーとチーズバーガーしかないかなりシンプルなレストランで美味しかったです。その後、彼がデザインを手がけたニコラス・ロビンソンギャラリーへ行き、ディレクターを紹介いただく。まだ30代中盤でチェルシーにこんな素晴らしいギャラリーを構え、非常に尊敬。私も頑張らないと。今後もしかすると何かプロジェクトを協業ができるかもしれません、という話が出来ました。感謝。
その後はチェルシーのギャラリーでオープニングが複数開催されたため足を運び、火曜日のNew Museumでのオープニングで知り合ったアメリカ生まれの中国人(ABC)と再開、彼女の彼氏と友人(中国語が話せないABCと韓国人)と一緒に中華を食べに行きました。「中華料理屋の中国人に中国語で話しかけられた日本人がそれに動じず中国語で対応し中国語が苦手な中国人に驚かれる」といった現象がNYで起こりました。愉快。また、そのレストランでたまたまZAIMに入居されているアーティストのフランシスシンゴさんとばったり再会。食後、チェルシーのオープニングの二次会が開催されいるという会場に潜入。かなり隠れ家的な空間で、みんな適当に踊って飲んでまったりいい感じ。そしてそこでも再びシンゴさんと再会。イッツアスモールワールド。

2008年6月23日月曜日

NewYork:先ずチャイナタウン!(笑)

NewYork(以下NY)初日。前日の飛行機の遅れで深夜のチェックイン、疲れているから目覚めはお昼頃、と予測していたのもつかの間、朝の7時に起床。時差ぼけ+若干の興奮気味だったのでしょう。現在NYに住む何人かの友人と連絡を取り合い、今日は中国の友人に会うことに。そしてチャイナタウンで待ち合わせ。NYに着てまで初日からチャイナタウン?と自分でもおかしくなってしまいますが、何故かほっとしますよね、チャイナタウン。中国語でパールミルクティーは注文できるし、写真の通りハーゲンダッツもチャイナタウン・ローカライズされていて「世界で最上のアイスクリーム」と中国語で書いてあるし、周りはほとんどアジア人だからなんかいい感じです。ちなみにお昼も福臨門で飲茶を楽しんでしまいました。ここの飲茶が中国人的に一番美味しいんだそう。実際にかなり美味しく値段も手ごろだったのでお勧めです。
夜は、東京アートビートから発展、NYアートビートを現地で頑張って取り組んでいる藤高夫妻とニューヨークのギャラリーでインターンされている平野さんと一緒にディナー。初日からなかなか順調なNYライフの始まりです。

2008年6月22日日曜日

WashingtonDC:偉大なる首都、そしてスミソニアン

「北京オリンピックが開催される2008年、もう一つの大国はどうなっているか。」をテーマにアメリカまでやってきました。今回のチケットがNYから一都市往復のチケットがついていたため、先ずはまだ足を踏み入れたことのないアメリカの首都ワシントンに行くことに。 それぞれの大国の首都はどんな感じか比較もこめてきてしまいました。
ワシントンはとにかく大きい。スケール的には北京にも似ているところがあります。やはり多くの人間をいろいろな意味で管理するにはこの「大きさ」は非常に有用なのでしょう。ワンブロックからワンブロック歩くのにも時間がかかるし、建物の配置が全て計画的で権威的に映ります。そしてワシントンは実は見所盛りだくさん。3日間弱いましたがそれでも全然全て見切れない規模でした。その中で絞りに絞って、アート関係では、スミソニアン、ナショナルギャラリー、フィリップスコレクション、ホロコーストミュージアムなどを見て回りました(それとは別にワシントン記念塔や国会議事堂などミーハーな観光スポットにも行きましたが)。
スミソニアンは多くの博物館や美術館の総称で、毎年600万人の訪問客を受け入れる航空宇宙博物館、上野の国立科学博物館のような自然史博物館、東洋美術のコレクションが豊富なフリーアギャラリーやサックラーギャラリー、現代美術に強いハーシュホーン美術館などなどが含まれます。今回ハーシュホーンでは映像の現代美術「The Cinema Effect Realisms」が開催されていて、ルナ・イスラムやピエール・ユイグ、ポール・チャンなどの作品をワシントンでまとめて見ることが出来ました。個人的にはジュリアン・ロースフェルドのインドで現実と非現実を行きかう映像と、超スキャンダラスなフランセスコ・ヴェゾーリの作品が気になりました。サックラーではXuBingの作品Monkeyが常設されていて、そちらも見逃さずにしっかり見てきました。空間にしっくり作品が収まっているのでお見逃しなく。
ナショナルギャラリーも名作揃い。ダ・ビンチから始まり、ボッティチェリ、レンブラント、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンなどなど教科書に出てくるような作品群が目の前でまとめてみることが出来ました。これらが全て寄付で所蔵されているのだからアメリカは凄いですよね。近代・現代美術を扱う東館でも、ピカソ、カンデンスキー、モンドリアン、ジャコメッティ、デビッド・スミス、ウォーホール、リキテンシュタインなどなどとにかく盛りだくさん。日本人作家では草間弥生と河原温が展示されていて(アジア人作家は唯一この二人)、嬉しくなりました。何故かこの東館でアフガニスタンの国宝展が開催されていましたが、政治的な香りがします。
フィリップスコレクションは名画と空間とのバランスに脱帽。あの絶妙さを見ると、かえってホワイトキューブでの作品の鑑賞がつまらないと感じるくらいです。昨年のヴェニスビエンナーレで見たアルテンポの展示もとても圧巻でしたが、そういったホワイトキューブではない展示、面白いです。
ホロコースト博物館は非常に考えさせられることが多い展示。数多くの資料を突きつけられることで改めてその悲惨さを痛感しました。そして地下では「ナチ・オリンピック」展が開催されていて、ユダヤ人アスリートが弾圧された経緯や、表現がコントロールされ政治的表現手段として利用されたオリンピックへの批判など、(直接そういった記載はないですが)今年北京で開催されるオリンピックを多少意識させるような、こちらも政治的な香りが漂っていました。
この規模で名作が収蔵され、展覧会が企画されることは、ある意味、国の正当性を維持し、首都の防衛する戦略がきちんと機能していると言えるでしょう。つまり、これだけの名作が揃っていれば、街を攻撃することはまずないといって良く、名作がたくさんあることはもちろん街の教養力を高めるためでもあるでしょうが、それ以上に首都を守る戦略としても十分機能するのです。日本ももう少し戦略的にアートを捉えてもよいと思います。
最後に余談になりますが、今回泊まったホテルはデュポンサークルにあるギャラリーインというドミトリースタイルのところでしたが、値段もリーズナブルで、こぎれいで、一人旅で特に個室が必要ないという人にはお勧めです。寝心地もよかったです。そして逆に切れたのがコンチネンタル航空。往復とも2-3時間以上遅れ、出発は空港混雑のため滑走路で1時間半待ち、到着もゲートが空かず滑走路で1時間待たされました。グランドサービスも本当に適当。本当にひどい。中国よりひどい。アメリカ人は中国の人を馬鹿にすることがよくありますが、こういったサービスのでももうアメリカは中国に抜かれてしまったと感じました。中国の方がサービスを努力する姿勢がまだあるし、真剣に話せば真剣に答えてくれる。アメリカの人は本当にいい加減で横柄な対応で、改善努力も感じない。アメリカは本当の意味でアジアに抜かれしてまう日も近いんじゃないか、とこういった些細なところでも感じました。