2010年9月13日月曜日

関内外OPEN2!



9月11、12日に関内外OPEN2!でBLROOM Studioのオープンスタジオを行いました。↓詳細は以下のリンクをご覧下さい↓
http://www.yaf.or.jp/ycc/openstudio/main/blroom/index.html

関内外OPENは去年から始まった、関内、関外地区で活動するアートやデザイン、建築、写真関係のアトリエ、スタジオを開放し、一般の方々に見ていただくイベントです。
1階はSHIMURABROS.さんが「X-ray train」を展示し、2階ではFECが7月から開催中の展示をご覧いただきました。
BLROOMがオープンスタジオを行うのは7月10日のオープニングパーティ以来でした。

9月10日の朝日新聞にBLROOM Studioの活動が紹介されたこともあり、アート関係者だけでなく地元の方々も来られ、両日合計で約80人のお客さんがいらっしゃいまいした。
来ていただいた方からは、「こんな住宅街にスタジオがあるなんて知りませんでした、ぜひまた遊びに来ます」との声や、また「これからも横浜のアートシーンを盛り上げて下さい!」と温かい声をいただき、とても励みになりました。

今回のゲスト作家、ピュ~ぴるさんの作品展示(新作2点を含む計3点)を今月末まで行っています。
ピュ~ぴるさんは、自らの身体や記憶をモチーフとすることで、作家と作品との関係がより密接になる手法を用い、主にジェンダーやセクシュアリティをテーマに立体、写真、映像、パフォーマンスなど、様々な媒体で表現活動を行っています。
横浜では、2005年に横浜トリエンナーレ2005、2008年に横浜美術館で行われた「GOTH展」で作品を展示されています。
現在世界各国でピュ~ぴるさんのドキュメンタリー映画「Pyuupiru 2001-2008」が公開され、今後の活躍が益々期待されます。
この機会に、是非ご覧ください。



ギャラリーは毎週金、土曜日の12時から19時までどなたでもご覧になられます(月から木曜日は要予約です。ご予約の際はinfo@fareastcontemporaries.orgまでメールをお願いします)。

今後もBLROOM Studioで精力的に活動して参りますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

2010年7月17日土曜日

第一回花咲会オープニングパーティ

先日7月10日に行われたBLROOMのオープニングパーティー「第一回花咲会」の様子を報告します。





BLROOM Studioの様子です。
オープニングパーティにはたくさんの人にいらしていただけました。
BLROOM Studioは横浜、桜木町にある2階建ての倉庫を改装したスペースで、1階をアーティストのSHIMURABROS.さんがアトリエとして、2階をFECの事務所兼ギャラリーとして使用しています。
1階ではSHIMURABROS.の作品の上映、2階ではゲスト作家にピュ~ぴるさんをお招きし、新作2点を含む計3点とFECのコレクション約20点を展示しました。
2階の展示は9月末まで行っており、毎週金、土曜日の12時から19時はどなたでもご覧になられます(月から木曜日は要予約です。ご予約の際はinfo@fareastcontemporaries.orgまでメールをお願いします)。





BLROOM Residenceの様子です。こちらにもたくさんの人に来ていただけました。BLROOM ResidenceはBLROOM Studioから徒歩約5分の近い場所にあり、国内外の作家やアート関係者が宿泊、滞在出来る拠点になっています。

当日は天気が良かったこともあり、屋上でもパーティを開催しました。また、イベントにお越しいただいたアーティストの有佐さんには、作品の紹介をして頂く機会も設けました。

花咲会は季節毎に開催する予定ですので、次回は秋に開催予定です。これからもよろしくお願いします!

2010年7月7日水曜日

横浜:第一回花咲会


ブログの更新が滞っておりました、すいません。。今日は七夕ですね。私はソウルにいます。

さて、FECは、同じくZAIMを拠点に活動していたSHIMURABROS.と共に新拠点「BLROOM」を開設致しました。そしてこの度、新拠点開きイベントとして、ピュ~ぴるさんをゲストにお招きしたオープニングイベント「第一回 花咲会」を開催します。プログラムの詳細は以下の通りとなりますので、是非お越し下さい。

「第一回 花咲会」 日時:7月10日(土)
15:00~ Studioにて 住所:横浜市中区花咲町2-67 BLROOM
Tel:090-1148-8957(:スタジオ内には電話がございませんので、担当小野の携帯にご連絡ください)
18:00~ Residenceにて 住所:横浜市中区花咲町3-96 松岡ビル4F
Tel & Fax:045-252-8055
*最寄出口は、京浜東北線「桜木町」駅南1A出口となります

ゲスト:ピュ~ぴる ドレスコード:フラミンゴ・ピンク
*洋服やアクセサリー等の色にフラミンゴ・ピンクを取り入れお越しください。ワンポイントでも構いません。
*プログラムの詳細はこちらから:第一回花咲会・当日のプログラム

当日は、簡単な食べ物、飲み物を用意し、皆様のお越しをお待ちしております。皆様とお会いできますこと、楽しみにしております!

2010年6月1日火曜日

東京:アートフェア東京・執行総監

本日付けでアートフェア東京のエグゼクティブ・ディレクターに就任致しました。日々是勉強の精神で頑張ります。ちなみに、執行総監とは、エグゼクティブ・ディレクターの中国語表記。今後の中華圏での認知度向上を目指し、自分の名刺にも日本語と併記して書いています。

世界視野で「アジアにおける東京」という意識を持ち、フェアの開催のみならず関連プログラムの充実を計画しており、より一層の皆様からのサポートが欠かせないと考えております。多くの方々の知を集結し、東京、そして日本のアートシーンを盛り上げ、それをアジア、そして世界に発信していきたいと考えておりますので、引き続きのご支援、ご指導のほど、よろしくお願いします。

アートイットのニュースにも取り上げて頂きました。
>>日本語版ニュース
>>News in English

2010年5月30日日曜日

東京:dot art 大巻伸嗣氏


今回のプロジェクトに参加していただいたアーティスト、大巻伸嗣氏は、「Memorial Rebirth」を発表しました。
「Memorial Rebirth」は横浜トリエンナーレ2008をきっかけに、国内外で精力的に展開している作品です。
シャボン玉を空間に発生させ、見慣れた日常風景を幻想的な空間へと生まれ変わらせることにより、その瞬間と場所、人々の記憶をつなぎ合わせていきます。
会期中は一日一回ずつ発表しました。
天候や風向きなどの条件と作品とが日ごとに調和していき、シャボン玉機の台数も増加、スタッフさんが現場に慣れてきたこともあって、最終日が一番完成度が高く見えました。


放射線状にシャボン玉発生装置を配置しています。
装置の配置場所は、天候や風向きによって日々変わっていきました。


発生したシャボン玉が会場全体に舞っていきます。



ステージに人が入ってきました。
やはりお子さんには大人気で、泡を追いかける子や手で掴もうとしている子の姿が生き生きとしていました。


5月の気持ちいい気候の中、高々とシャボン玉は上がっていきました。
私は今まで何度か大巻氏の制作補助をしているのですが、どの場所においてもより良い風景を演出し、新しい場所と人の関係を築いてきました。
六本木ヒルズでも同様に、非日常的なひと時の幻想的な風景を体験し、今までの場所の記憶と体験した記憶とをつなぎ合わせ、より良い関係を築くことができれば嬉しいと思いました。

2010年5月29日土曜日

東京:dot art 生意気


アートユニットの生意気の作品「Happy dotty familly」です。円形のオブジェの上に、様々な植物を組み合わせたインスタレーション型の作品を展示頂きました。
生意気は、デヴィッド・デユバル=スミス氏とマイケル・フランク氏が約10年前に結成したアートユニットで、商業デザインからインスタレーション作品へと作風を移行し、主に持続可能なランドスケープや有機体のオブジェを制作しています。

搬入時の風景です。様々な種類の植物を、プランターから木の台座の上に配置していきます。
雨が降っていたこともあり、植物は水分を吸収して生き生きとしていました。



会期初日、2日目は気持ち良い晴天でした。
草木は壮快に輝き、作品が後ろにそびえる六本木ヒルズと同化して共に空に向かって伸びていく姿が素敵でした。



茂る植物の隙間や表面に、小さな動物の動物の模型が配置されていました。動物の模型はまるで作品の中で生活しているかのような姿で、見に来ていた方々に「かわいい!」と好評でした。

23日、24日は雨が降り、前日まで少し元気がなくなっていた花が元気になっていきました。
草木はさらに元気を取り戻し、最終日は一番壮快な姿になっていました。



会期中の5日間は、日々の天候によって作品が変化していきました。
見るたびに少しずつ変わっていく姿に、時に心配に思いながらも毎日楽しみでした。
都会の象徴的な建物と植物の作品が組み合わさり、喧噪の中に田舎のほっと息が和む空間を演出していました。
やはり緑のある風景に落ち着きを感じることを改めて感じました。

2010年5月28日金曜日

東京:dot art 遠藤一郎氏



5月22日は遠藤一郎氏のワークショップ「we are STAR」をヒルサイド2F大屋根プラザで行いました。
8m×8mの布に、遠藤氏が地球をかたどった円形の絵を描き、その周辺で子供達が布を貼り、夢や希望を描いていきます。ワークショップで完成した作品は、18:30頃から開始された「元気ロケッツ」のライブ終了後に披露しました。

ワークショップ開始前の状態です。大きな生地の上に力強く「未来へ」と描かれています。

お昼前からワークショップを開始して、少しずつお子さん、親御さんが集まってきました。
兄妹で夢中になって楽しんでいます。


お昼過ぎから参加者がどんどん増えていき、青地の部分が黄色い布で埋まっていきました。
参加者の中には、何時間も黙々に作って下さった方や、とても素人さんとは思えないような素晴らしい出来のものがありました。

ワークショップ終了後は遠藤氏を先頭にステージへ作品を運び込みました。



満員のお客さんの頭上を作品が通過していきます。
正面のスクリーンには、徐々に動いて行く作品の様子が映されていました。
ソニーが開催する大きなイベントならではの臨場感とアートが組み合わさり、遠藤氏の作品がより生き生きと輝いて見えました。
ワークショップに参加して下さった方々や作品を見ている方々の夢中になっている様子に、当日スタッフをしていた私はとても嬉しく思いました。
「未来へ」と力強いメッセージが、たくさんの人に伝わった一日でした。


2010年5月27日木曜日

東京:dot art エキソニモ

今回のプロジェクトの参加作家を順番に紹介していきたいと思います。まずは、エキソニモから。
エキソニモは赤岩やえ氏と千房けん輔氏の二人組のユニットです。
90年代後半から実験的なウェブ作品やインスタレーション作品、ライブパフォーマンスを発表しています。
今回のプロジェクトでは、メディア(インターネットサイトや電話)と紙チラシとを組み合わせた「A(I)R」という作品を展開しました。

B4サイズのチラシは折り紙になって、最後まで折っていくと紙飛行機になります。
チラシにはグラフィックが散りばめられたデザインが構成されていて、チラシを折り進めていくとQRコードやURL、電話番号が現れていきます。
それぞれのメディアへ接続することで、会場からメディアへ、メディアから会場へと行き来していきます。
最後は紙飛行機を球体の中に投げ入れて、それぞれの人の紙飛行機が残っていきます。

天候にも恵まれ、たくさんの人で賑わっていました。
学生のスタッフさんも元気に対応していました。

様々な年代のお客さんが楽しむ姿が見られ、チラシを何枚も持って帰られる方もいらっしゃいました。
エキソニモならではの実験的なアイデアとキレのある格好良いデザインとが組合わさったとても面白い作品でした。

2010年5月26日水曜日

東京:dot art by SONY


5月21日から5月25日まで六本木ヒルズで開催されていたソニー主催のイベント「dot park」にて行われたアートプロジェクト「dot art」を担当した小崎哲哉氏にお声がけ頂き、FECが実動部隊として本プロジェクトのお手伝いをさせていただきました。
このプロジェクトは、ソニーが企業グループ全体で掲げ始めた新しいブランドメッセージ「make.believe」をテーマに、アート、音楽、映画などのメディアをソニーグループ各社が最新の技術を用いて開催されたイベントです。
dot artでは4組のアーティスト、大巻伸嗣氏、生意気、エキソニモ、遠藤一郎氏がそれぞれdotをベーシックコンセプトとし、作品を展開しました。
それぞれの作品の様子を順次ご報告します!

2010年5月21日金曜日

東京:6月1日よりアートフェア東京

5月18日付けでお知らせが出ましたが、6月1日よりアートフェア東京のエグゼクティブ・ディレクターに就任することとなりました。
まだまだ勉強中の身ですが、フェアが更に活性化するよう、全力で頑張りますので引き続きのご支援、ご指導のほどよろしくお願いします。

参考記事
http://www.artfairtokyo.com/whatsnew/2010/05/post_2.html
http://www.artdaily.org/index.asp?int_sec=11&int_new=38168

2010年5月15日土曜日

東京:「オープン・スペース2010」オープニング@ICC

ICCが開催する、「オープン・スペース2010」のオープニングに参加してきました。
今回は金島が京都出張だったため、私が行ってきました。
「オープン・スペース2010」はICCが持つギャラリーやラウンジを、年度を通じて公開される入場無料のスペースです。
国内外から約15組の作家が出展していました。
その中で、新進作家紹介コーナー「emergencies」の台湾人作家、ヤオ・ジョンハン氏の作品が面白かったです。

ヤオ・ジョンハン氏は1981年生まれの作家で、主に音楽を組み合わせたインスタレーション作品やライブパフォーマンスを、台湾だけでなく日本や中国、韓国で発表されています。
今回のICCのオープン・スペース2010では、真っ暗な細いトンネル状の通路を構成し、体の位置に合わせて天井の蛍光灯が反応して光るインスタレーション作品を展示されています。
通路の両脇には鏡が設置してあり、光の加減で少しずつ体の見え方が変わっていきます。
光が反応する際に、「バリバリ!」と電気が灯る音が鳴って驚きました。
私は見られなかったのですが、オープニングの2日後に行われたライブパフォーマンスは好評だったようです。
現在活躍中のヤオ氏ですが、今後の躍進にますます期待しています。

ICC オープンスペース2010

ヤオ・ジョンハン

2010年5月12日水曜日

横浜:future everyday!



今年のアートフェア東京で購入した作品の納品のため、"未来美術家"の遠藤一郎氏、islandの伊藤悠氏が横浜へいらっしゃいました。
私は普段、野菜中心の料理を作って食べているので、お二人にも野菜料理を召し上がっていただきました。
皆で一緒にご飯を食べながら、熱い話で盛り上がりました。
私は今回初めて「未来へ号」を拝見したのですが、車体に描かれた色と文字の豪快さ、たくさんの人が車体に書いたメッセージから、気合いと元気をいただきました。

記念撮影の後、「未来へ号」は雨の中力強く走り去って行きました。


遠藤さん、伊藤さん、ありがとうございました!!

2010年5月10日月曜日

京都:アートフェア京都、SHIMURABROS.展覧会

5月9日にアートフェア京都へ行ってきました。
アートフェア京都は、ホテル型のアートフェアで、今回は烏丸御池にあるホテルモントレ京都の4階で開催されていました。
京都、東京、大阪等から、34ギャラリーが出展、ホテルの室内で作品を展示、販売されていました。
様々な年代、媒体の作品が並び、ホテルの空間に合わせた小さなサイズの作品が多く出展されていました。
今回会場になった部屋は、壁や天井の色調、柄がカラフルで派手だったため、少し見づらかったのが残念でした。
私は大学時代に京都で過ごしていたので、当時回っていたギャラリーやお世話になった方々、大学の同級生とお会い出来てうれしかったです。
皆さんそれぞれに生き生きと仕事をしている姿に、私もがんばろうと思いました。

アートフェア京都

また、5月8日からタカ・イシイギャラリー京都にて、SHIMURABROS.と建築家の平田晃久氏の展覧会が開催されています。
今回は、昨年開催されたヨコハマ国際映像祭2009で野毛山動物園にて展示された作品「MMY」をさらに進化した形で展示されています。
平田氏の曲線的で美しい建築物とSHIMURABROS.の映像作品とが組み合わさり、非常に面白い展示になっています。
オープニングパーティは盛況で、作品の評判もとてもよかったです。
京都へお越しの方は、ぜひご覧になってくださいね。

タカ・イシイギャラリー京都 
AKIHISA HIRATA X SHIMURABROS.

初夏の気候の中、美味しい料理、上品な工芸品と共に気持ち良くアート散策が出来た週末でした。

2010年4月30日金曜日

北京:再、芸術区散策、Art Beijing

29日は再度芸術区を散策、Art Beijingへ行って来ました。
4月24日に芸術区を散策した際に、回りきれなかったギャラリーやオープンしてなかった展覧会を見てきました。

まずは798芸術区へ。
ユーレンス現代芸術センターのショップは可愛いグッズや洋服が並んでいます。
日本へのお土産に、手染めの鞄やデザイン的なトイレットペーパー(黄色の蛍光色のものや、白地に数字が配置してあるもの)を購入しました。
798芸術区は数えきれないほどたくさんのギャラリーがあります。
僕が行ったギャラリーは約20ほどでしたが、それぞれに媒体が違って面白かったです。

次に草場地芸術区へ移動しました。
4月24日のログで触れたように、写真芸術祭が開催されています。
この日は三影堂撮影芸術中心にて、森山大道氏の展覧会のオープニングがありました。
オープニングは17時からだったのですが、16時半くらいに私が到着した時は展示作業の真っ最中でした。
急ピッチで展示作業が進められ、17時からのオープニングにはとても多くの方がいらっしゃってました。
同展では、森山氏の遠野物語、70年代の作品が展示されています。

三影堂撮影芸術中心

森山氏のオープニングに参加した後に、Art Beijingのオープニングへ。
Art Beijingも森山氏のオープニング同様、とてもたくさんの人で賑わっていました。
Art Beijingは全体的に大きくて派手な作品が多く、視覚的に派手な作品が目立ちました。
雑誌を扱うマガジンブースやショップブースも充実しており、前に見たCIGEよりもずっと楽しめました。
日本からは東京画廊さんが出展されていました。


Art Beijing

29日は帰国日前日だったこともあり、散策出来る最終日でした。
私は今回初めての北京旅行だったのですが、本当に充実したいい旅になりました。
北京のアート、街のダイナミズムに触れ、壮快さにとても元気になりました。
国、都市が急速度で動いていることもあり、おそらく次回北京へ来る時は今回とは様変わりした街になっているのでしょう。
北京にすっかり魅了され、後ろ髪を引かれながら帰国しました。

2010年4月29日木曜日

北京:アトリエ、お宅訪問

27日の夜にSun Xun氏とお会いした際に、「もしよかったらスタジオへいらして下さい」と仰っていただいたので、28日はSun Xun氏のスタジオへ訪問しました。
スタジオは黒橋芸術区という中心街から少し離れた場所にあり、車で移動しました。

広大なスタジオには約25人のスタッフさんが作業しており、図書室、映像編集室、作画室、彫刻室など、様々な設備が併設されています。
Sun Xun氏とアシスタントの方から丁寧に各部屋を案内され、過去の映像作品や展示写真まで見せていただいて本当に贅沢で貴重な体験が出来ました。
スタッフさんも皆さん良い人で、今のスタジオでのお仕事や将来についてお聞き出来ました。
最後はSun Xun氏と作品について、スタジオについてじっくりお話が出来、気づいたら夜になっていました。
こちらに、過去に金島が訪問したログがありますので、併せてご覧ください。

夜は昨晩再開したRania Ho氏、Rania氏の旦那様で2年前に横浜でお手伝いをしたWang Wei氏のお宅に訪問しました。
中心地に近い場所で、とても広くて清潔なお宅に感激。
近所の四川料理屋へご一緒させていただき(とても素敵でおいしいお店でした!)、横浜での制作のお話や北京での近況などで盛り上がりました。

やはり作家と作品やアートについてお話するのはとても刺激的で楽しいです。
作家に密着出来た、密度の濃い一日でした。

2010年4月28日水曜日

北京:《艺术界》オープニング

4月27日は、創刊されたアート雑誌、「艺术界(芸術界)」のオープニングパーティへ参加しました。
「艺术界」は偶数月発行されるアート雑誌です。
主に中国国内の現代アート情報を掲載し、国際的に情報を発信出来るようバイリンガルで構成されています。
三里屯で行われたパーティは北京のアート関係者、作家がたくさん集まっており、横浜市・北京市アーティスト・イン・レジデンス交流事業で2008年度に来日していたRania Ho氏、2009年度に来日していたSun Xun氏と再開しました。

パーティの後は、Sun Xun氏おすすめの安くて美味しい羊肉料理屋へ。
目の前で煮えるおいしいお肉をいただきながら、深夜まで色々なお話をしました。
たくさんの人と会い、作家とじっくりお話出来た楽しい夜でした。

2010年4月27日火曜日

北京:北京観光



北京の中心地である、天安門広場へ行ってきました。
今まで見た建築物の中で最大だったこともあり、スケールに圧倒されました。
天安門の正面にある毛沢東の肖像画は、縦6メートルもあるそうです。

天安門も壮大ですが、向かいの道路(長安街)も広くて驚きでした。
道幅は70メートル以上、片側6車線で、軍事目的もあり有事の際には飛行機や戦車の滑走路にもなるそうです。


天安門、天安門広場へ行った後に建国門へ向かいました。
地下鉄で天安門東駅から3駅ということもあり、歩いて移動出来るかと思ったら想像以上の距離で大変でした。
長安街をひたすら東に向かい、王府井駅に到着しました。
王府井はデパートやブティックが並び、北京の銀座と称されることもあります。
東方新天地というデパートへ入ってウインドウショッピングをしていると、出口が一向に見つからず、次の大通りまで出てしまいました。
通り一本分まるごとデパートになっている様に再度驚き、建国門へ到着する頃にはヘトヘトになってしまいました。

知人、友人からあらかじめ、北京は歩いて移動出来る街ではないと聞いていたのですが、その時に改めて実感しました。
以後はタクシーの値段が安いこともあり、タクシーや電車で移動しました。
この日は北京の代表的な建築物、街並を観光出来たいい1日でした。

2010年4月26日月曜日

北京:CIGE、今日美術館、ビタミンクリエイティブスペース

4月25日は繁華街に近いエリアで散策しました。
CIGE(China International Gallery Exhibition)へ行ってきました。
フェア最終日だったのですが、お客さんが少なく、あまり活気がありませんでした。
去年と比べると縮小傾向だったこのことで、関係者の評判もよくなかったです。
中には面白い展示をしているギャラリーがあり、1つ1つをじっくり見て行くと面白かったです。
http://www.cige-bj.com/

CIGEの後に、今日美術館へ。
今日美術館では、Chi Peng氏のオープニングが行われていました。
全体的に作品の点数が少なく、壁にキャプションとビスのみが残っている様子に疑問を持ちました。
後ほど作家から、過去の記憶として意図的に作品を外しているとの話があり、実験的にキャプションとビスのみを残している事がわかりました。
しかし、彼の作品を見たくて来たお客さんに対して少し乱暴だと思うところもあり、複雑な気持ちでした。
私は彼の作品が好きなので、やはり壁にかかった作品を見てみたかったです。
今日美術館にはショップがあり、本やグッズがたくさん販売されています。
以前から興味があった洋服のブランドのシャツに出会う事が出来、購入しました。
北京はアートだけでなく、デザインやファッションのレベルも上がって来ているように感じました。

今日美術館

ビタミンクリエイティブスペースではイベントが行われていました。
このイベントは明確なパフォーマーが存在せず、会場に来ている人それぞれがパフォーマンスに参加しているようなイベントでした。
電話やベル、マイクのコード等様々な装置が会場に散りばめられ、それぞれの人が触ったり勝手に装置が反応します。
はじめは一体何が行われているかわからずに戸惑いましたが、とても面白いパフォーマンスでした。


イベントのページです。

北京のアートシーンでは、規模が大きい空間が多く、作品も同様に大型のものが多いです。
それに比べて、ビタミンクリエイティブスペースは他のギャラリーに比べると規模は小さいですが、小さな空間の利点を生かした観客参加型のイベントが見られてよかったです。
北京に来て最初に驚いたことは、とにかく空間のスケールが大きかったことです。
しかし、大きい規模の空間だけでなく、昔から残っている古く小さな軒を並べる胡同も街と共存しています。
アートシーンにおいても、大型のギャラリーや美術館と小型の空間が今よりも共存できるようなシーンになるともっと面白くなると思いました。