2010年4月25日日曜日

北京:芸術区散策

北京へ行ってきました。
ちょうどこの時期、草場地芸術区では写真芸術祭が開催されており、中国人作家だけでなく、日本からは荒木経惟氏、森山大道氏、畠山直哉氏が参加されています。

まずは荒木氏の展示が開催されているShanghART Beijingへ足を運びました。
天井が高く広い空間に、モノクロ、カラーの大小の写真が構成され、非常に見応えがありました。
写真の展示だけでなく、スライドショーでの展示も行われていました。
オープニングだったこともあり、それなりに人が入りにぎわっていました。


ShangART Beijing

草場地芸術区でいくつかギャラリーを見て回った後、798芸術区へ移動しました。
ユーレンス現代芸術センターでは、先日まで金沢で展示を行っていた、オラファー・エリアソン氏と中国人建築家のMa Yangson氏のコラボレーション展、Pan Lin氏とYuan Yuan氏の二人展、タイ人作家のSurasi Kusolwong氏の展示が行われていました。
どの展示も非常に見応えがあり、中でもオラファー氏とMa氏の展示が非常に面白かったです。
様々な色の蛍光灯に霧がかかり、発色の強い色が空間の中を移動しているうちに変化していきます。
Ma氏が担当した約60m(!)の曲線で構成した展示空間では、歩いているうちに迷子になったような恐怖感を覚えました。

ユーレンス現代芸術センター

OTHER GALLERYは新しく出来たギャラリーで、この日がオープニングでした。
今回は、アメリカ人、オランダ人、中国人キュレーターが企画したグループ展が開催されていました。
砂を地面に敷いた上に映像を投影する作品や、オバマ大統領を皮肉に模してコミカルに表現する作品など、様々な作風の作品がありました。
展示を見終わった後に、OTHER GALLERYの関係者の方々と夕飯をご一緒しました。

良い展示がたくさん行われてる時期に足を運べたので、とても充実した一日でした。
土曜日でオープニングのギャラリーが多く、とても人がにぎわっていました。
798芸術区はギャラリー以外にハイセンスなショップや本屋、カフェなどが揃っています。
アートが好きな人はもちろん、カップルや観光客も多く来ていました。
一日で全てのギャラリー・ショップは回りきれなかったので、後日また来てじっくり回ろうと思いました。

その他、足を運んだギャラリー情報です。
*草場地芸術区
三潴画廊
畠山直哉氏が展示予定でしたがまだ開催されていませんでした。

空白空間
2007年に横浜市・北京市の交流プログラムで横浜へ滞在制作していた中国人作家、Chi Peng氏の展示、ベルリンのギャラリーが花をモチーフにした写真を企画した展示、オーストリア人作家の写真展が開催されていました。

BOERS-LI GALLERY
中国人作家のYang Xinguang氏の展示されていました。

*798芸術区
Space Station
Shi Qing氏の個展が開催されていました。

GALLERYCONTINUA
Ai Wei Wei氏やSudodh Gupta氏など、国際的に活躍している作家のグループ展が行われていました。

LINDA GALLERY BEIJING
画家のXiao Hong氏の個展が開催されていました。

Tang Contemporary Art Beijing
Li Hui氏、Shi Wang Wang氏の展示が行われていました。

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