2008年12月31日水曜日

台北:ITParkにて

昨日は今年の授業の最終日。授業の後、友人の林さんと合流し、友人宅でご家族とともに夕食をご馳走になりました。クリスマスのときもお邪魔したのですが、彼女のお母さんが作る料理は本当においしい。毎回ご馳走様です。その後は北京から台北に遊びに来ているPaulineさんとUCCAで働くDavidさんとITParkで合流。しばしの団欒を楽しみました。そこには前回の台北で一緒に食事をしたアーティストのTsuiGuangYuさんもいらっしゃり楽しい会となりました。年末ゆったり台北ライフはなかなかよいものです。今日は年越しをを楽しく祝うべく101へ行き、カウントダウン&花火を楽しむ予定です。

2008年12月28日日曜日

新竹、台中:アートめぐりな週末

中国語の授業は週末はお休み、ということで昨日は台北から少し離れて、新竹と台中に足を伸ばしてきました。今回の台北滞在中に仲良くなったギャラリストの林さんとアーティストの呉さんと一緒に車での小旅行。そしてまず立ち寄ったのは、パソコンなどを製造する工場地帯として日本でも有名な新竹。この市のはずれに「国家芸術区」という地区があります。実はこの地区、純粋な芸術区ではなく、「国家芸術区」という名の住宅街、それもかなりの高級住宅街で、その地区の一角にアートセンターがありました。ちょうどそこでは北京在住のパフォーマンスアーティスト、LiWeiの個展「我行動 故我在」が12月21日まで開催されていたのですが、特別今日はセンターを空けていただき、展示を見せていただくことができました。展覧会ではちょうど私が北京で働いていた時に彼が798芸術区内で行ったパフォーマンスの写真と映像も展示されていて、台湾の新竹でまさかの再会とは、といったところ。 このセンターを含め、正直、地区内の建築物や彫刻などのセンスはいまいちな芸術区ではありましたが、この地区のオーナーが財力があり彼自身もコレクター、今後はレジデンスプログラムなどを充実していきたいそうで、何かいいかたちでプロジェクトができれば、と感じました。
その後、台中まで移動し、現在台湾ビエンナーレが開催されている国立台湾美術館へ。今回の展覧会のテーマは「家」。現代美術が展示のメインではありましたが、それに限らず幅広い作品が展示されていました。参加作家は全て台湾の作家。クオリティの面ではいろいろあるにしろ、国立の台湾の美術館で台湾の美術を一挙に展示、という潔さ、そして地域に広く開かれている美術館で多くの地元の人がその展示を見ている、という状況にとても好感を持ちました。実際に子供連れや学生なども多く展示を見ていました。写真は美術館の正面に設置されていたマイケルリンの作品。うーむ。。
そして最後にちょっと北京の798を彷彿とする芸術区、倉庫20号を回って今回の小旅行は終了。台中でおいしい中華料理を食べた後、一路台北へ戻るのでした。

2008年12月23日火曜日

台北:当代芸術館(MOCA)と228記念堂

中国語の授業が毎日15:30に終了するので、その後時間があるときには展覧会に足を運んでいます。今日は当代芸術館と228記念堂に足を運びました。
当代芸術館では現在台湾の若い世代の、デザインやアートなどを横断した展覧会が開催されていて今の台湾を体感できるとの噂を聞いて足を運んできましたが、展示の内容はひどい。正直こういうような展示を若いときから観てしまうと?と思ってしまいました。今を反映していると言えばしているのだけど、これを公立の美術館が開催して、若い子に沢山みせてしまうのはいかがなものかと感じます。
一方、228記念館では私の友人の黄さんが企画した「婆ちゃん橋へゆく 映像・芸術・228」展が開催されていて、それを観に。こういった機会がないと私のような人間は足を運ばないような記念館ですが、この展示もさることながら、228記念館そのものが非常に良い記念館で、台湾の今までの歴史が集約され、今まで台湾が置かれていた状況をとてもよく理解することができました。見学を終えて最後に受付に荷物を預けていたのでそれを引き取る時、ボランティアのおじいさんが日本語で「何か質問がありますか?」と聞いてきたので、228事件の経緯や、日本、中国との関係、過去そして現在をさまざまな角度で坦々と説明いただきました。お爺さんとゆっくり立ち話していたら、あっという間に30分が過ぎ、その30分が今日、いや、台北での生活の中で一番濃く有意義な時間でした。こういった話を聞くと、改めて今自分がしている仕事が社会の役に立っているか、当代芸術館の展覧会がいかにチープなものか、今後自分は何をすべきか、考えさせられます。このくらいのパワーを持った作品や展覧会に出会い、アーティストとともにそういったプロジェクトを考えられればと強く思います。
最後に総統府の近くを通り写真をぱちり。日本が占領時代に建設した建物の中でも最も美しいとされるもののの一つです。

2008年12月20日土曜日

台北:Room19 Shake Your Mind!

昨日は東京ワンダーサイトのレジデンスプログラムに参加していたときにお会いしたことのある、呉達坤さんがキュレーターを担当した展覧会、「Room19 Shake Your Mind!」展の開幕式に足を運んできました。彼自身もアーティストですが、台北のアート界、特にアンダーグラウンドな活動に非常にネットワークが強く、今回も彼らの周りで活動する作家の作品が多く展示されていました。場所は台北市郊外の関渡美術館。以前美術館独自でビエンナーレが開催され、日本からはピューピルやハツシバさんなどが作品を展示していた時に足を運んだことがあります。ここの美術館は空間がとても良く、私も大好きな美術館で、今回の展示はなるべくその空間の特性を生かした展示となっていました。正直、展示されている作品自体はあまり面白くなかったのですが、夜景が一望できるテラスで同世代のライブバンドが生演奏、美術館の一角をバーラウンジにしてお酒を提供するなど、彼らしさが良く現れていた展示でした。

2008年12月17日水曜日

台北:つかの間の家族旅行

こんなところで書いてしまうのもどうかと思いますが、家族水入らずで旅行してしまいました。今回の来台のメインの目的は、1ヶ月の中国語集中コースでの勉強ですが、その機会に合わせて家族が台北に来ることに。そして久しぶりに家族で旅行してしまいました。これをいい機会に、台北市内そして、烏来、九股、野柳、陽明山と台北周辺の主要な観光地をぐるりとまわりました。写真は九股ですが、ここは基は金が取れて栄えた町。千と千尋の神隠しの舞台にもなったと言われているところです。今はかなり観光化されてしまいましたが、風情があっていいところでした。天気がよくて素晴らしかったですが、雨が降ってもいいらしいです。

2008年12月14日日曜日

広州→台北:あっという間に台湾上陸

大陸からの直通飛行機、一体どんなものかと思っていましたが、特に何事もなく上陸しました。飛行機は3列+3列の新しい機体の飛行機。ヨーロッパでよく乗るタイプなのでエアバスでしょうか。お客さんはほとんど台湾人でした。私はいつもの通り現地人だと思われて入国カードを渡されず、スチュワーデスに頼んでもらいます。毎度お決まり。笑。朝早くの出発だったので到着は正午。午後は普通に台北で仕事しました。
足を運んだのは、就在芸術空間誠品画廊の二つ。就在芸術空間は今年の8月に出来たばかりのギャラリー。場所は福華大飯店の裏ととても便利な場所にあります。ディレクターは私と同じ年の女性で、4年間ニューヨークに留学していました。同世代で、感覚的にも近いものがある彼女らとは来年あたりから何か一緒にプロジェクトができればいいね、と話しています。
そしてもう一つは誠品画廊。この画廊とは東京画廊時代から劉小東さんのプロジェクトなどでお世話になっていて、今回は横浜アートアンドホームコレクションで展示した崔廣宇さんの作品を返却しました。ちなみに今誠品画廊では東京画廊時代に一緒にお仕事をしたアーティストの松浦浩之さんの個展が開催中。オープニングから一日ずれて到着したので、作家や東京画廊の皆さんにお会いでず残念。
この不景気の中、昨年よりさらに高くなった作品が初日で全て完売、ととても調子が良さそうでした。ちなみに誠品画廊は来年からギャラリーを今の敦化から忠義に移すそうで、今回の展覧会がこの空間での最後の展覧会だそうです。

2008年12月13日土曜日

広州:久しぶりの再開

今回、北京から台北に移動するのにいろいろな方法を探してみて、最終的に広州経由台北入りとしてみました。 先日中国と台湾との歴史的対話が実現し、飛行機がだいぶ便利になったのと、マイレージが結構たまっているのでそれも活用したいということで、いろいろと検討をしてみました。まず、直行便はチャイナエアライン、エバー航空、中国国際航空があります。それぞれノースウェストやANAのマイルを活用できそうだったのですが、台湾から中国に戻る日程が国慶節にあたってしまい、中国国際航空はNG。チャイナエアラインとエバー航空は予約時にまだ1月の予定が出てなかったので、断念、というわけで直行便の夢が消えました。次に経由便。ワンワールド系だと香港経由でキャセイパシフィックというのがありますが、マイルがなぜか6万必要なのでもったいないのでNG。スターアライアンスだと、ソウル経由でアシアナがあるのですが、国慶節のため帰国便が予約できなくNG。で最後に残ったスカイチームだと、ソウル経由で大韓航空、東京経由でノースウェスト、広州経由で南方航空がありました。大韓航空は国慶節のためNGでしたが、ノースウェストと南方航空はそれぞれ予約ができることがわかり、それもどちらも2万マイルでOK。スカイチーム素敵。わざわざ東京まで戻るのもなー、ということと、大陸からの直行便がどんなものかも味わえるかと思い、南方航空を選択しました。ただ行きは広州が朝の10時発なので前日に広州入りしなければならず、まあ大してお金もかからないだろうと思い、今広州にいてここで一泊します。広州とは国際交流基金が主催の美麗新世界以来の再開。北京はもう超寒いのですが、広州は24度であたたかーい。快適です。冬は南はいいですねぇ。これでまだビエンナーレがやっていたら最高だったのですが、ビエンナーレは終了してるので、日中はアートを忘れてのんびり街中散策。以前より治安がよくなったと感じました。写真は今とまっているホテルが広州駅の真隣にあって、人のうごめきが見えるのに興奮して撮ったもの。中国の駅前ってだいたいこんな感じででかくて広くて人がいっぱいです。

2008年12月12日金曜日

北京:B10周年パーティーとロンドンタクシー+マッサージ

今日はいつも北京でお世話になりっぱなしの日系広告制作会社Bの10周年パーティーに参加してきました。今回の目玉は何と言ってもディレクターの田井さんお手製のフィンガーフード31種類。このクリエイティブな料理のセンスに脱帽。がんばってほぼ完食、そしてちょっと疲れてしまったのでマッサージに移動と思ってタクシーを待っていたら、とても変な形の車が前に止まりました。怪しいと思ったので無視してみたら、「これは普通のタクシーだよ、金額も一緒だから安心して。」との威勢のよいおばちゃんの声が聞こえ、すかさず乗車。どうやら話を聞いてみると、このタクシーはオリンピックに合わせて北京に導入されたロンドンスタイルのタクシーらしく、なんと北京で30台しか走っていないらしい。これはラッキーと思って写真を撮りました。どうやらイギリスのLTIという会社が作っている新世代TX4らしく、そういえば、ロンドンと同じスタイルだと感動したのでした。その後のマッサージは担当してくれた按摩師が最高で、全身、足、そしてカッピングのフルコースを堪能。それで100元強だから北京は幸せです。ちなみに、そこは今回初めてトライしてみたマッサージ屋さんで、昔からずっと通っていたマッサージ屋さんは社長が変わってしまい、そしてスタッフも皆故郷に帰ってしまい、残念ながらもうあの楽しいマッサージはできなくなってしまったのでした。。寂しいけど新しいところが近所に見つかって一安心。

2008年12月10日水曜日

北京:ギャラリー街の変貌

10月以来久しぶりの北京はすっかり冬モード。今日は雪も少し降りました。乾燥もひどくて肌もすぐかさかさになってしまいます。月曜日は到着して早々、アーティストの劉小東さんと久しぶりに再開、遅くまでワインを飲んでしまい翌日は早速二日酔い。そして今日は2月から横浜市のレジデンスプログラムに参加するWang WeiさんとRania Hoさんと打ち合わせをしました。やはりアーティストと作品やプロジェクトの話をするのは楽しいですね。どちらもあっという間に時間が過ぎていきました。
また大山子芸術区にも久しぶりに足を運んだのですが、「約半分のギャラリーが来年までには潰れる、または撤退するだろう」という噂はかなり信憑性があるのを感じました。既に小さいギャラリーは潰れ始めていて、来年には結構有名な大型のギャラリーも撤退を慎重に考えているとの噂。ただ、展覧会も大金を積んで大型に、という雑な展覧会が減り、クオリティと継続性を重視したプログラムをしっかり考えているところも増えているとも感じ、作家も作品を乱暴に作らなくなれば、かえって今回のショックは長期的に見て中国の現代美術にはプラスに働くと感じました。来年のCIGEの頃にどのくらい回復するか、コレクターがどこまでまた購入意識を取り戻すか、見守りたいです。

2008年12月6日土曜日

横浜:Hibernation アートリンク in 赤レンガ倉庫

昨日はSHIMURABROS.の超大作Hibernationがお目見え、そのオープニングが予定されていましたが、荒天のためオープニングは延期に。。皆で盛大にはじけたかったところですが。。でも、9mの映像タワーは無事に完成し稼動し始めました。逆に人が少なかったので、オープニングに上映を準備していたSEKILALAを大画面で改めてゆっくりと鑑賞することができました。
スケートリンクの会期は2月15日まで。その間是非SHIMURABROS.の新しい映像体験を。赤レンガ中央にそそり立つタワーはすぐに見つけることができます。

2008年12月2日火曜日

東京:OYKOT WIEDEN+KENNEDY TOKYO

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで始まったWIEDEN+KENNEDYの展覧会「OYKOT」のオープニングに行ってきました。さすがWIEDEN+KENNEDY、展覧会場には多くの人、人。頑張って展覧会を準備していたワイデンのデザイナーさんにはご挨拶はできたものの、展示をゆっくり見ることができなかったので次回銀座に行った際にリベンジと思います。
会場で息切れしてしまったので、ちらっと資生堂ギャラリーと東京画廊を覗いてきましたが、どちらの展示もとても良かったです。津田直さんの写真宮澤男爵さんと古林希望さんの作品は明日オープニングで私が行ったときちょうど展示の最終仕上げ中でしたが、どちらも素晴らしかった。やはり展覧会においてはデザインはアートには正直敵いませんね。

2008年11月30日日曜日

横浜:Discharge Mode to Order展クロージング

お蔭様で好評をいただけた実験展「Discharge Mode to Order」も本日で最終日。展覧会中に作品が変化していった「KTTK」のプロセスを振り返り、その後を考えるトークセッションを開催しました。会場にはヴィヴィアン佐藤さんにもお越しいただき、とても華やかに♪
トークでは、作品のプロセスのみなず、津村さん、金氏さん両氏の作品制作に対する姿勢や思いも話していただき有意義なトークセッションとなりました。このプロジェクトが何か次のステップに繋がれば、と思い、今後このプロセスをまとめ、しっかりとした資料としていきたいと考えています。
展覧会の開催に際し、本当に多くの方にサポートいただきました。ご協力いただいた全ての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

2008年11月29日土曜日

横浜:アートアンドホームコレクション

二日間という短いアートフェアでしたが、FECにとっては実りの多いフェアとなりました。私たちが手がけた「Our sweet dream house」の展示も好評でしたし、販売に至った作品もありました。今水戸芸で展示されている岩崎さんの作品も家の中での展示にぴったり。
トークでは、サラリーマン・コレクターの宮津様、東京画廊の山本様、みかんぐみの曽我部様とゆっくりアートトークができ、未熟ながらナビゲーターを勤めさせていただき、そしてお話自体も勉強にもなりました。住宅展示場を使ったアートフェアは日本ならではのフェアですし、実際に作品が家に飾られることをイメージしながら購入もできるので是非来年以降も継続してもらいたいものです。

2008年11月26日水曜日

横浜:Our sweet dream house

横浜美術館向かいの住宅展示場を舞台に開催されるアートフェア「横浜アート&ホームコレクション」のプロジェクトホーム3の企画をAITの堀内奈穂子さんと一緒に進めています。会期は今週末の11月28日と29日の二日間。私たちの担当のハウゼ棟では、二人が空想夫婦になりきって、空想夫婦が夢見る「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペジャルな出来事をキーワードとして若いアジアの10組のアーティスト(日本、中国、韓国、台湾、オーストリア)の作品を紹介します。
参加アーティストの一人である遠藤一郎さんからイメージテーマも頂き、他のアーティストの作品もほぼ準備完了、明日から設置作業が始まります。また、フェア期間中のトークのナビゲーターも務めますのでそちらもよろしくお願いします。是非週末は横浜へ!

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Our sweet dream house
空想夫婦が夢見る「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペジャルな出来事をキーワードとして若いアジアの10組のアーティスト(日本、中国、韓国、台湾、オーストリア)の作品を紹介します。

日時:2008年11月28日(金)~11月29日(土)11:00~20:00
企画:金島隆弘(FEC)、堀内奈穂子(AIT
監修:横浜美術館、横浜アート&コレクション展実行委員会

展示の詳細はFECのHP
をご覧ください。

□ 横浜アート&ホームコレクション 記念トーク □
*いずれもアートフェアチケットで当日ご参加いただけます。

11月28日(金)
トークセッション #1
18:00-19:00「コレクターのドリームハウス」
出演:宮津大輔(サラリーマン・コレクター)
11月29日(土)
トークセッション #2
14:00-15:00「現代アートを買う」
出演:山本豊津(東京画廊+BTAP ディレクター)
トークセッション #3
16:00-17:00「現代アートと住まう」
出演:曽我部昌史(建築家/神奈川大学教授、みかんぐみ共同主宰)

横浜アート&ホームコレクション
日程:2008年11月28日(金)- 29日(土) 11:00-20:00(入場は19:30まで)
入場料:1,000円(中学生以下無料)チケット購入、詳細はこちら http://www.yaf.or.jp/yahc/

2008年11月25日火曜日

横浜:Happening by 津村耕佑&金氏徹平

週末に両氏によるハプニングがあり変化した本日のKTTKの様子です。だいぶ要素が増えてきました。週末には多くのお客様にお越しいただき、あっという間に25日。展覧会も残すところ5日です。次回は27日の夕方から金氏さんによるハプニングがあるのでお時間がある方は是非。
今日は展覧会のコンセプトについて少し触れたいと思います。今回の展覧会には大きく二つのコンセプトがあり、ひとつは「組み合わせ」、もうひとつは「流れと変化」です。「組み合わせ」については、両作家とも作品や商品を作る上で強く意識していると考えていて、例えば津村さんは、衣服に家という概念を持ち込んで新しい服をつくり、それがFinal Homeというブラントとして成立しています。金氏さんのWhite Dischargeシリーズは、関係ないもの同士を組み合わせることで違った意味を持つ作品を成立させています。シリーズの平面作品は、元々は関係のない白地図や塗り絵の線をつなぎ合わせて別の平面をつくり、違った余白を生んでいます。立体作品も元々は関係のないフィギュアが組み合わされていて、今回の展示作品は軍隊のフィギュアに別のキャラクターのパーツが組み合わされていて、その接合部を空白の状態とし落書きのように顔を描くことで、新しいキャラクターに作り変えられています。そういった両氏の「組み合わせ」の感覚が非常に面白く、今回の展覧会では、その両氏を「組み合わせ」たらどういったことになるかを試みる展覧会となっています。展覧会のタイトルも、金氏さんのWhite Dischargeと、津村さんのART iTでの連載シリーズ「Fantasy Mode to Order」を掛け合わせて「Discharge Mode to Order」というタイトルとしています。
もうひとつの「流れと変化」は、オープニングだけで展覧会が完結せず、会期中に展示が常に変化している状態をつくりたかった、そしてその意図を反映した作品が今回の両氏のコラボレーションワーク「KTTK」です。この作品は壁面の位置を私が決めたのみでほとんどの部分を両氏に丸投げした作品で、ルールやゴールを設けず始めました。そのプロセスは展覧会最終日のトークで深くお話してもらう予定ですが、この作品はこの状態で完結することなく、この作品を通じてそれぞれの作品や商品に繋がっていく過程となって欲しいという思いがあり、展覧会のコンセプトにもあるブレインストーミング的な場としての状態的な作品として捉え、最終日にはどうこれがお互いのクリエイティビティに繋がっていくか、繋げられるか、を議論できればと思っています。
この「組み合わせ」と「流れと変化」は、アート以外でも広く今の日本の社会において、今の時代的でもあり、時代が求めている部分もあり、かつ他のアジアには見られない日本的な軽やかさでもあり、そういったトーンに乗る二人のクリエイティビティを、今後機会があれば日本以外のアジア地域でも見せられる機会を作ることができれば、と考えています。

2008年11月22日土曜日

東京:チャロー!インディア

昨日は本町実験ギャラリーを閉めた後、本日から始まったインド美術の新時代展「チャロー!インディア」(:ホームページがかなりかわいいです)のオープニングに行ってきました。ここのところアジアをふらふらしていたので、森美術館のオープニングに足を運んだのは久しぶり。到着がぎりぎりになってしまったので、駆け足でしか展示を観れませんでしたが、かなりいい展覧会に仕上がっておりました。インドの現代美術は北京やアジア各地のビエンナーレなどで結構観れてたりしていましたが、揃って観れるのはやはりいいです。インドの現代美術はちょっと中国の現代美術と似ている部分もありますが、よりカラフルで軽やか。かなり楽しい展覧会なので是非足を運んでみては。私も昨日はゆっくり観れなかったのでまた行くつもりです。
あと、これを機会にART iT 14号のインド特集も是非ご覧ください!

2008年11月20日木曜日

横浜:Happening project「KTTK」

オープニングからだいぶ表情が変化したコラボレーションワーク「KTTK」の本日の様子です。ちなみに、KTTKとは、アーティストの頭文字を組み合わせたタイトルで、オープニングにはさりげなくこの頭文字に由来する音楽が流れていました。今後のハプニングプロジェクトのスケジュールは以下を予定していますので、是非遊びに来てください。

22日:津村耕佑と金氏徹平によるハプニング(15:00-19:00)
27日:金氏徹平によるハプニング(17:00-19:00)
30日:津村耕佑と金氏徹平によるハプニング(15:00-18:00)

また、最終日にはハプニングプロジェクトの後、クロージングトークセッションを予定しておりますのでそちらもあわせて。

Discharge Mode to Order クロージングセッション
「ハプニングプロジェクトを振り返る」
展覧会開催中にその場で作品を作り上げるコラボレーション型ハプニングプロジェクト「KTTK」を振り返るトークイベントを展覧会最終日に開催します。

日時:11月30日(日) 18:00-20:00
会場:本町実験ギャラリー
出演:津村耕佑、金氏徹平
ナビゲーター:金島隆弘

展覧会の詳細はFECのHP
http://www.fareastcontemporaries.org/project3/pj31.html
をご覧ください。

2008年11月18日火曜日

横浜:Happening by 金氏徹平

本日17時~19時まで金氏徹平によるハプニングプロジェクトを開催しました。今回の展覧会では、ギャラリー入って左側の壁面全体ががコラボレーションスペースとして確保され、津村耕佑と金氏徹平が交互に展覧会期間中にギャラリーに通ってもらい、そこでハプニングを起こしてもらっています。
展覧会が始まってから今回が最初ののハプニングプロジェクトでしたが、金氏さんは木材や白地図の切抜きなどを持ち込み、インスタレーション。これからクロージングまでにこの壁面がどのように変化していくか楽しみです。

2008年11月15日土曜日

東京:連続レクチャー「日本美術のアジア輸出」

NPO法人A.I.T.(アート・インタラクティブ東京)が主催する連続レクチャー「日本美術のアジア輸出」の第1回目に、シンワアートオークション代表の倉田陽一郎氏と共に講師として出演してきました。司会を務めていただいた平塚市美術館学芸員の端山聡子氏共々、前からの知り合いだったこともあり、レクチャーは和やかに楽しく進行。倉田さんがオークションのお話を丁寧に、そして私は中国での体験談を通じた日本の現代美術のアクセプタンスについてお話しました。
なお、この連続レクチャーは計4回のシリーズもので、プログラムは以下の通りなので、ご興味のある方は是非。

08.11/15
①「アジアのオークションで人気のある日本美術」
講師:倉田陽一郎(シンワアートオークション代表)
講師:金島隆弘(FECディレクター)
司会:端山聡子(平塚市美術館 学芸員)

08.12/6
②「アジアに進出する日本の建築家」
講師:六角鬼丈(建築家/東京藝術大学美術学部長、建築科教授)
講師:迫慶一郎(建築家)
司会:樋田豊郎(A.I.T. 理事長)

08.12/14
③「アジアに進出するメリット――美術作家の判断と覚悟」 
講師:矢柳剛(美術作家)
講師:小林浩(美術作家)
司会:大西若人(朝日新聞社文化グループ記者)

08.12/23
④「日本美術の北京進出と日中文化交流」
講師:田畑幸人(東京画廊+BTAPディレクター)
講師:三潴末雄(ミヅマアートギャラリー代表)
司会:片岡真実(森美術館 シニア・キュレイター)

2008年11月14日金曜日

横浜:Discharge Mode to Order展オープン!

いよいよ展覧会が始まりました。展示も順調に完了し、過去の作品もしっかり楽しめますし、展覧会期間中に作家がコラボレーションをするハプニングプロジェクト「KTTK」も面白いかたちで進んでいきそうです。展覧会はトリエンナーレのスケジュールと一緒の11月30日までですので、是非お越しください!私は会期中28日と29日を除き、毎日ギャラリーにいる予定です。28日と29日も横浜アートアンドホームコレクションとギャラリーとを行き来する予定ですので、もしお越しの際には事前にご連絡を。

2008年11月9日日曜日

横浜:Discharge Mode to Order展設置開始

いよいよDischarge Mode to Order展の設置開始です。作品は全て搬入完了、いよいよ明日から設置開始。DMの印刷が遅れてしまったので、WEBとE-mailでのお知らせがメインとなってしまいますが、オープニングパーティーが14日にあるので、お時間がある方是非足をお運びください。また、興味がありそうな友人がいましたら、是非情報を転送してください。よろしくお願いします!応援もよろしくお願いします!

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Discharge Mode to Order 津村耕佑x金氏徹平展
もの、意味、概念、メディアを解体しながら作品/商品を創り上げる二人の展覧会。過去の作品を「放電(Discharge)」し、お互いのクリエイティビティを開放するところから展覧会をスタートさせ、ブレインストーミングのようなやりとり(ハプニングプロジェクト)を重ねながらコラボレーション、最終日にはそのプロセスを振り返るトークセッションを開催、会期中に展示が常に変化していきます。

2008年11月14日(金)18:00‐20:00 オープニングパーティ
2008年11月30日(日)18:00‐20:00 クロージングトークセッション
会期:2008年11月14日(金)- 11月30日(日)10:30‐19:00
展覧会やハプニングプロジェクトなどの詳細は以下をご覧ください。
http://www.fareastcontemporaries.org/

会場:本町実験ギャラリー(入場無料、休廊日なし)
住所:〒231-0005
神奈川県横浜市中区本町5-49丸忠センタービルB1F
電話:045-633-6395(会期中のみ)

津村耕佑
1959年生まれ、東京在住。「FINAL HOME」のファッションデザイナーとして創作を行いつつ、時代・社会・都市を見つめる造形作家としても活動する。近年の活動に、グループ展「美麗新世界:当代日本視覚文化」(北京、広州、07年)、「MUZIN/夢神」(ナンヅカアンダーグラウンド、08年)など。著書に、「妄想オーダーモード(FANTASY MODE TO ORDER)」をまとめた、「FANTASY MODE」(グラフィックス社)がある。

金氏徹平
1978年大阪生まれ、東京在住。京都市立芸術大学大学院彫刻科修了。近年の活動に、「金氏徹平展 splash&flake」(広島現代美術館、2007年)、グループ展「美麗新世界:当代日本視覚文化」(北京、広州、07年)、「MOTアニュアル2008」(東京都現代美術館、08年)など。09年3月20日から5月25日まで横浜美術館で個展を開催する。

主催:FEC 協力:BankART1929、ART iT、ナンヅカアンダーグランド、横浜美術館 協賛:COEDO

2008年11月1日土曜日

Singapore:ビエンナーレめぐり

ビエンナーレめぐり第3弾(笑)
知り合いの人がまとめてシンガポールに行く機会があることを聞きつけ、私もついつい足を伸ばしてきてしまいました。シンガポールはなんと初上陸。近いと思っていましたが、日本から結構あります。かなり南なので11月でもかなり暑いです。
肝心のビエンナーレですが、前回に比べ今回はかなり予算も厳しかったようでこじんまりとした印象はぬぐえませんでした。でもその中できらりと光る作品がいくつかあり、会場も3箇所に分散していたこともあり、1日があっという間に過ぎていってしまいました。私のお気に入りの作品は、写真にもあるErlich Leandroの床屋さんの鏡線対称の作品「Hair Salon」とOp de Beeck Hansの雪景色が果てしなく広がる「Location」。それぞれ別の作品が日本の金沢21世紀美術館(プールのインスタレーション)と、十和田美術館(ドライブインのインスタレーション)で見ることができます。
シンガポールはやはり歴史が浅いので街全体がディズニーランドのよう。ビルもへんてこな形をしているものが多いし、歴史的な建物も全て白く新しく塗られているのでなんとなくふわふわしている街で落ち着きませんでした。また最近ちょっと予定を詰め込みすぎたのもあり、疲労と高い気温で私もふわふは、ふらふらしてしまいました。。あまり積極的にまた来てみたい、と思える街ではないですね。正直。

2008年10月30日木曜日

Seoul:韓国は展覧会盛りだくさん

昨日で韓国滞在の最終日。29日午前中は今度の横浜でのイベントに作品を展示するNamさんと再会し、展示用の作品を受け取り、午後は今までお世話になったPlatformのSAMUSOにご挨拶に行きました。韓国はKIAFでは作品の売り上げはかなりダウンしたものの、展覧会は変わらず目白押しでした。ソウルではメディアシティソウル、プラットフォーム、郊外ではナムジュンパイク、釜山、光州ではそれぞれビエンナーレとかなりの見ごたえです。それぞれ展覧会は、積極的に海外のキュレーターやアーティストと協業し、国際性も高く、地域との連携も図られていて、かつそれぞれの展覧会にはキュレーターの個性が感じられる。コマーシャルのギャラリーも広い空間でクオリティの高い展覧会を開催している。そういった意味では日本は抜かされてしまった、と感じざるを得ません。ちょっと大変ですが4-5日間時間を作ることができれば多くのアート作品に触れられるこの時期、気候もいいので是非韓国行ってみてはいかがでしょうか。

2008年10月28日火曜日

光州:ビエンナーレめぐり

タイトルが一緒になってしまいましたが、今日は光州のビエンナーレを回りました。学者肌であるOkwuiさんがキュレーターだけあって、非常にまじめで知的で落ち着いた展覧会です。クオリティの高い作品を丁寧に見せていて好印象でした。釜山とはとても対照的で、テーマもクリアに違い、どちらも個性があって見飽きません。ちょっとまじめすぎて盛り上がりにかける、と韓国では言われてしまっているようですが。メインのビエンナーレでは、先日イベントにあわせて横浜に来ていたき、プラットフォームでも旧ソウル駅で展示をしているNam Hwayeonの新作が見れました。コンセプチュアルでありながら、非常に展開のテンポの良いとてもいい作品ですので是非いらっしゃる際にはお見逃しなく。
また、今回は市郊外の登山口にあるUijae Museum of Korean Artも会場になっています。メイン会場からシャトルバスに揺られること40分、到着したところは本当に登山口。高尾山口のように多くの登山客がいて、道路わきには川が流れ、その登山口のつけ根に美術館があります。ここでは写真の田中さんのインスタレーションや、西京人チームの一人、Chen shaoxiongの水墨日記シリーズの作品などが展示されていて、なかなかの見ごたえ。ちょっと遠いのですが景色や空気がとてもよく、高原に来た気分で作品が見れるので是非足を運んでみてください。お勧めです。ちなみに周囲には周囲で取れた山菜をふんだんに使った小さなレストランがたくさんあるので食事にも困りません。私も食事を楽しんできました。そして夜遅くに夜行バスで光州からソウルを目指しました。

2008年10月27日月曜日

釜石:ビエンナーレめぐり

日曜日の夜に釜山に到着、今日は釜山ビエンナーレをめぐって夜に光州入りするというちょっと強硬スケジュールです。釜山は市立美術館の展示は良くないけど、シーアートフェスティバルの方は良いという噂を聞いていたのですが、私としてはどちらも悪くなく思い、楽しめました。
正面にどかんと西尾さんの作品があることことからご察しできるかもですが、市立美術館はかなりエログロ系が多いです。こんな作品を市立美術館で展示して大丈夫?と思うくらい。でも私は結構こういう系は好きなので楽しんでしまいましたが。
そしてシーアートの展示もなかなか作品のセレクションのセンスが良くこちらも楽しめました。映像作品が多いのですが、Lisa Jeanninの作品やTellervo Kalleinen and Oliver Kochta-Kalleinen、Tsui Kuang-Yuの作品は面白くついつい見入ってしまいました。日本人作家も、田中功起や宮永愛子、さわひらき、辻直之など、でかなりいい。ゆっくり観ていたらあっという間に閉館時間。夜はシーフードで締めくくり、釜山から光州を目指すのでした。

2008年10月26日日曜日

Yogin:ナムジュンパイク・アートセンター

プラットフォームの仕事が落ち着いた翌日、ソウル市郊外のヨギンに新しくできたばかりのナムジュンパイク・アートセンターに足を運んできました。ソウル市からバスで揺られること30分。ちょっと迷いながらもどうにかたどり着くことができました。ドキュメンタリーを主とした非常に綺麗にまとめられた美術館、という印象でしたが、開館展はちょっと作家と作品を詰め込みすぎた強引な展覧会に映ります。(ちなみに美術館外の体育館などでも展示されていたようですが、うっかり見逃しました、泣)
この美術館内にできたショップ「The Store」はコンテナを改装したかわいらしいつくり。中には、韓国人デザイナーのグッズや日本のアートグッズも充実していててもていい感じです。アートイットもここで年末から販売を開始してくれることになり、感謝!

2008年10月25日土曜日

Seoul:人形劇本番

オープニング翌日。今日は西京人の人形劇の本番です。写真の通り多くの人に詰め掛けていただき人形劇は無事に終了。観客の中にはなんと、昨日アートソンジェセンターで講演をしたDan Grahamの姿も。その後のトークも無事に終了し(私は中国語の通訳を担当、汗)、プラットフォームでの今回の仕事が無事に終了しました。お疲れ様でした。

2008年10月24日金曜日

Seoul:PLATFORMオープン!

とうとう始まりました!プラットフォーム。前日深夜、当日早朝まで準備に終われましたが無事にオープン。私はずっと三清洞につきっきりだったのでソウル駅の方はやっとオープニングに足を運ぶことができました。ソウル駅はやはり期待しただけあって、空間もさることながら、そこに設置される作品も空間にマッチし、非常にいい展示になっています。その中でも一際目に留まるのが入ってすぐ、駅の中心の吹き抜けホールに設置されていた写真のDong Koo Yunの作品。
オープニングには日本からも多くの方に来ていただき盛況でした。展覧会が開いた時がやはり現代美術の仕事をしている時に感じる、一番心地のいい瞬間ですよね。今までの疲れも吹き飛びます。

2008年10月23日木曜日

Seoul:人形劇、どうにか収録終了

月曜日に収録予定だった西京人人形劇ですが、機材の不備で火曜日に延期。そして火曜日もさて本番、という段階で音声の問題が解決できず、いろいろ調整していたら、あっという間に11時を過ぎ、でもって、どうにか収録開始したのですが、それもクオリティ問題でNG。そして3度目の正直ということで、今回はしっかりプロの人にお願いし撮影が始まりました。細かな人形の動きもシーンを切って撮影するなどいい感じで撮影が進みました。3人とも人形劇の撮影、というのはアーティストとしては初めて、かつ言葉の問題ももちろんあり、なかなかスムースには進みませんが、これでやっとひと段落、とったところでしょうか。
人形劇自体は事前に作家立会いでの予行演習ができなかったのですが、彼らは自ら結構練習しいたのか非常に素晴らしい出来。撮影のため、人形劇の裏舞台にしばらくいたりしたのですが、こちら側~観る人形劇もまたおつなもの。時間はあっという間に過ぎ、日付が変わり1時半にやっと終了。お疲れ様でした。今日から映像の編集作業が始まるようです。

収録の前には展覧会の準備の合間を縫って、メディアシティソウルにも足を運んできました。展覧会自体はかなりぐちゃぐちゃでしたが、その中にいい作家が混じっていてそれら作品は見ごたえがありました。全体的には作品がたくさん、作品も技術を楽しく見せる、みたいで万博のパビリオンのようなたたずまいなので、逆に家族連れで行ったら子供は喜んでみるかもしれません。笑

2008年10月18日土曜日

Seoul:PLATFORMプログラム

プログラムがいよいよ公表されました。オープニングは24日、2時から旧ソウル駅、6時からアートソンジェセンターで行われます。なお、24日当日に限り7時、7時15分、7時30分から周辺のガイドツアーがありますのでそれに参加されると、説明を聞きながら一通り展覧会と三清洞周辺を把握できると思うのでお勧めです。

2008年10月17日金曜日

Seoul:Xijing(西京)Menとの準備始まる

今回のPLATFORMでのメインの仕事はXijing Menの新作の準備と設置。おとといソウル入りし、昨日はSAMUSOでずっと待機していたものの作家がなかなか揃わず、夕方までは新作のパペットショウのシナリオをひたすら読んで理解。そして夜の7時にやっと小沢さん登場、8時半にチェンシャオション、9時にキムホンソクが合流し、キックオフは夕食を食べながら、となりました。食後はまずパペットのシナリオをチェンさんに中国語で説明、3人の共通見解ができた時点でショウのシナリオについて再度議論。あっという間に12時を過ぎてしまいました。
ちなみに、チェンシャオションさんは最近銀行をつくったんだ、と言っていて、それは香港のパラサイトで開催されたばかりの展覧会のことなんですが、これがかなり面白い。その名も中国当代芸術銀行。最近中国の現代美術は取引がパタッと止まり、価格も下がってきているので果たしてこの銀行の未来はどうなるか、笑。でも当の本人は逆にそれを冷ややかに見て楽しんでいるよう。ちなみにこの銀行のWEBサイトもあるので是非是非ご覧くださいませ>>Bank of Chinese Contemporary Art

2008年10月16日木曜日

東京:ART iT 21号発売開始!

いよいよ明日からART iT21号の発売開始です。今回は、創刊5周年記念号として、アジア=パシフィックのアートシーン 2003-2008が特集です。かなり気合の入った1号ですので是非ご購入下さい。

2008年10月15日水曜日

横浜→Seoul:アシアナは素晴らしい

いよいよPLATFORM展の設置のためソウル入り。今回は羽田から金浦入りで、アシアナ航空だったのですが、やはり韓国系は機内食がおいしい、ビールも飲める。ちなみにメニューは、海老入りサラダ、きのことブロッコリーがたくさん入ったビーフストロガノフと、新鮮で程よい辛さのキムチ、つぶあん入り最中でした。ちょっと組み合わせのセンスはないのですがマシッソヨー。あと、羽田から飛べるのは、やはり横浜市民にとってはありがたい限りです。体力的な疲れもぜんぜん違います。

2008年10月14日火曜日

横浜:SHIMURABROS.展オープニング

FECのコラボレーションアーティストのSHIMURABROS.の展覧会がいよいよBANKARTで始まりました。オープニングがちょうどZAIMの連絡&懇親会と重なってしまったので少ししかいれませんでしたが、オープニングにはいろいろな方が駆けつけてくださったそうです。
今までのSHIMURABROS.の作品がまとめて観られる貴重な機会ですので是非足をお運びください。19日まで開催しています。

2008年10月13日月曜日

北京:ちょっと遅れて誕生日会

上海の帰り、どうにか1日だけ北京に寄ることができたので、昨日の夜ささやかな誕生日会を開きました。場所は北京で行きつけの居酒屋、鳥小屋。私たちのテーブルの隣も誕生日会で、知り合いもいたため、かなり盛り上がってしまい、久しぶりにビールの一気飲みをしました。また隣のテーブルではケーキを顔になすりつけ、なんて事も始まってしまい、誕生日な私も襲われてしまいました。
誕生日会には、北京のアート関係の友人(この前横浜に来てくれた欧寧さんや、美麗新世界展で大活躍だった李詩さん、昔の同僚でユーレンスで活躍してるスネジャナ、AAAの北京担当をしているフィオナさんなどなど)からアーティストの劉小東さんまで駆けつけてくださり、楽しい一夜になりました。

2008年10月11日土曜日

上海:92階からの景色

設置作業の合間を縫って写真撮影。劉さんの作品はビル92階のホテル内バーラウンジに設置しているのですが、そのラウンジからは、なんと金茂ビルやテレビ塔を見下ろすことができてしまうのです。こんな高いビルをさらに見下ろせるなんて凄い。ちなみにこの撮影位置の前には手すりがつく予定なのですが、まだついていないので足を踏み外すと数階下のロビーに転落してしまう感じで、ちょっと足がすくみました。

2008年10月9日木曜日

上海:作品設置がいよいよ始まる!

天井の内装工事が落ち着きいよいよ作品の設置が始まりました。滑り出しは一応順調。この調子でいい感じに作品が順次吊れていければよいのですが。。ちなみに今日は私の誕生日。この作品設置も、私の今年1年も順調でありますように。

2008年10月8日水曜日

上海:上海ビエンナーレ、Bund3、Bund18

本日も内装工事が落ち着かず、作品の設置作業ができなかったので午前中に駆け足で上海ビエンナーレ、Bund3、Bund18を回ってきました。
上海ビエンナーレはかなりひどい。2年後の万博を意識しているのか、都市をテーマにした展示が多く、上海の歴史を振り返るような展示と現代美術が混ざっていて、それはそれでいいんですが、特に現代美術の作品と展示方法には、かなり辛いものがありました。また観客も何故か普通のローカルのおばちゃんや学生が多く、それもそれでいいのですが、とにかくうるさいし写真もぱしゃぱしゃとりまくり。美術館と言うより公民館にいるようで、落ち着いて展覧会が見れたものではありませんでした。
その後、Bund3で開催されているマイケルリンの個展へ。今までの作風とは一転し、中国の日常のものを展示していましたが、ちょっと理解しにくい展覧会でした。
そしてBudn18へ。ここのアイウェイウェイの自転車の作品は圧巻です。Foreverという中国メーカーの自転車(今は購入が難しいよう)を88個縦に積み上げたもので、空間にぴったりと収まっています。上海に行かれる方は必見です。そして、ここのアートディレクターで、森美術館時代からとてもお世話になっている金さんと一緒に近くでランチ。
そしてばたばたと現場に戻り、いよいよ作業開始、です。

2008年10月7日火曜日

上海:雲の上での仕事、始まる

いよいよ、約1年がかりで担当していたプロジェクトも終盤にさしかかり、作品の設置が始まりました。ニュースにもなった上海の森ビルの中に入るハイアットホテルのロビーに中国の現代美術作家の劉建華の作品の設置です。到着初日はまだ内装が完了しておらず作業ができなかったので、担当者の方にハイアットを案内してもらいました。写真はプールの様子。雲の上でこんなラグジュアリに泳ぐのはどんな方なのでしょうか。かなり泳ぐのに緊張してしまうような空間でした。

2008年10月6日月曜日

台北:楊俊さん&崔廣宇さんとディナー

台北での最後の夜、台北ビエンナーレに作品を出展しているオーストリア在住の中国人作家、楊俊
さんと、台湾人作家で横浜トリエンナーレにも作品を出展している崔廣宇さんとディナー。私が海鮮料理を食べたかったので、ローカルな海鮮料理屋さんへ。食事はおいしく、ビールもあっという間に4本飲み干してしまいました。そして、横浜アート&ホームコレクションで私が担当することになったモデルホームで作品を展示することを二人からOKを頂き、また台湾、日本、中国、そしてアートの話でかなり盛り上がり、楽しい夜はあっという間に過ぎました。

2008年10月3日金曜日

台北:Kuandu Biennale & Taipei Biennial、IT Park

今回は大変な思いをして台北に到着。と言うのも、ちょうどフライト予定日に台風が台北を直撃し、その日のフライトはキャンセルされ、成田で一泊、翌日の朝飛び立ったものの、台北に着陸できず大阪に引き返し、夕方の大阪発の飛行機で台北へ、と1日がかりの移動になってしまいました。さすがにへとへと。
何日間かちょっとゆっくりした後、気を取り直して二つのビエンナーレを回ってきました。Kuandu Biennaleは、今年が始めてのビエンナーレで国立台北芸術大学の敷地内にある、関渡美術館で開催されています。ビエンナーレと言っても、美術館でのグループ展といった佇まいで、程よい規模の展覧会でした。この美術館は空間がとても美しく、その規模もまた程よい。展覧会はハツシバさんが台北で行ったプロジェクトや、横浜美術館のゴス展に出展したピューぴるさんなどが展示され、いい感じによくまとまっていた展覧会でした。
その後、台北市立美術館で開催されている台北ビエンナーレへ。台北で滞在制作した作品が多いせいか、台北市の情景が作品のいたるところに見られ、同じような作品が並んでいる印象をうけてしまいました。また、テーマにも関係しているのかグローバリゼーションを批判するような作品も多く、比較的コンセプチュアルな作品が並んでいて、正直迫力に欠けました。
最後にITParkに足を運び王俊傑の展覧会を見て本日は終了。アート三昧な台北での一日になりました。

2008年9月28日日曜日

横浜:理想の夢の家

横浜美術館の向かいの住宅展示場でアートフェア「横浜アート&ホームコレクション」が11月28日、29日の二日間開催されます。会場のモデルホームの中で主催者側が担当する棟がいくつかあるのですが、そのうちの一棟を担当させていただくことになりました。今日はそのモデルホームを視察に。私たちが担当するハウゼは、普通の家の機能にプラスしてバーラウンジや大きなテラス、ジャグジーまでそろっているかなりゴージャスな建物。その中をプラットフォーム横浜セミナーからすっかり仲良くなったAITの堀内さんと共に、空想夫婦になりきって「理想の夢の家」を作り上げますのでお楽しみに。以下が簡単な概要です。

プロジェクトホーム3:Our sweet dream house
会場:ハウゼ ハウゼヌーボIII
「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペシャルな出来事をキーワードとして若いアジアのアーティストの作品を紹介します。
参加作家(予定):遅鵬/Chi Peng(中国)、楊俊/Yang Jun(中国)、崔廣宇/Tsui KuangYu(台湾)、NamHwayeon(韓国)、Zin Kijong(韓国)岩崎貴宏(日本)、木内聡子(日本)、SHIMURABROS.(日本)、和田昌宏(日本)、他数名

2008年9月27日土曜日

川越:COEDO祭り

今日は、いつもお世話になりっぱなしのCOEDOさんのお祭りに伺いました。COEDOさんには展覧会の企画などがあるといつもおいしいビールを提供してもらっていて本当に感謝しております。このCOEDOの工場がある川越では年に1回夏祭りを開催していて、おいしいビールを飲みながら生演奏を楽しみ、友達とわいわい盛り上がっています。久しぶりに会社の同僚にもたくさん会えて、おめでた話などいろいろニュースがてんこ盛り。このお祭りの後、2件ほどアート系のパーティーをはしごしたら気がづいたら日付が変わっていました。たまにはこんな休日もいいですねー。

2008年9月23日火曜日

Seoul:KIAF2008

今日はKIAFの最終日。今年のKIAFは、サブプライム問題、リーマンの破綻直後でもあり、正直かなり元気がなかったです。更に、アジアの各地でアートフェアがあった後での開催だったため、他のアジアの国からのお客さんもとても少なかった。中国語もほとんど耳に聞こえてきませんでした。つまり、周辺のアジアからも、そして現地韓国からもお客さんが少ないダブルパンチで、相当難航したフェアに映りました。一方その前に開催された台北は、結構評判だったようですが、行けず残念。フェアの内容自体はそこまで悪くなかったのですが、タイミングが悪かったとしか言いようがないですね。日本からも、小山さん、SCAI、東京画廊、アラタニウラノといい画廊が揃っていたのですが、それぞれ売り上げも芳しくなかったようです。でも毎日おいしいもの食べれて、友達にあえて、私は満足。これでART iTの広告も増えれば言うことなし、ですが、これからがんばります。

2008年9月21日日曜日

Seoul:スケールが違います、韓国のギャラリー

KIAFの合間を縫って、そしてディナーパーティーなどに参加して韓国の画廊をいくつか訪ねてみました。ちょっと前までは三清洞にほとんど固まっていた韓国ギャラリーのアートシーンが、江南にも拡大、拡張していました。写真はPKMの新スペース、PKMトリニティー。ミラノに本店があるCorso comoのソウルショップの地下にある非常に高感度なスペース。近くには地上3階、地下1階がギャラリースペースの現代画廊(:三清洞から移動)があったり、オペラギャラリーを中心にしたギャラリーコンプレックスビルができるなど、韓国の現代アートシーンはちょっとバブルな様相を呈しています。
もちろん、三清洞も負けていません。このエリアの中心的存在名クッチェギャラリーは、どかーんとアニッシュカプーアの個展。そしてKIAFにあわせてプライベートスペースも公開していて、クッチェギャラリーのラグジュアリライフを垣間見れました。本店で開催されているRhee Ki Bongもかなりいい展覧会。この二人を掛け合わせて展覧会を行うクッチェはさすがです。現代画廊はdoARTに名前を変えて44(Sasa)などの若手のグループ展を開催。ちなみに、この三清洞エリアでは10月24日からPLATFORM展が開催されるので是非お時間のある方はお越しください。

2008年9月19日金曜日

Seoul:Kim Bominオープニング

KIAFのため、久しぶりのソウル。KIAF初日は私の友人で、横浜で開催したART LAN@ASIA展にも参加いただいたことのある、Kim Bominさんのオープニングが開催され、GANA ART_croftまで足を運んできました。トーンとしてはやはりアートと言うよりはデザインの要素が強いけれども、軽やかでとても彼らしい楽しい展覧会でした。その後は、友人約20名ほどと近くの豚カルビ屋へ。久しぶりのソウルでかなりハイテンションだった私は調子に乗ってチャミスル、ジュセヨを連発。ふと気がつくと私以外全て韓国人だったので、日本人にお手柔らかに、いじめないでね、と言いながらも、かなり楽しみすぎて初日からべろべろに酔っ払ってしまい、今日はかなりテンション低めです。汗 でも楽しかったー。

2008年9月16日火曜日

横浜:津村x金氏展キックオフ!

北京での「美麗新世界」展以来、企画したいと考えていた展覧会がいよいよ実現に向けて動き出しました。Final Homeのディレクターとして知られる津村耕介さんと、金氏徹平さんの2人展。その1回目の打ち合わせを行いました。打ち合わせの後は、近くの中国食堂で中国プロジェクトを懐かしみ、現代美術の議論に花が咲きました。
以下が現時点での展覧会の概要なのですが、ちょっと人手が必要になる気がしているので、お手伝いにご興味のある方、是非ヘルプを!

「Discharge Mode to Order <放電オーダーモード>」
日時:11月14日(金)~30日(日)
14日:オープニングパーティー(18:00~20:00)
*展覧会期間中に数回ハプニングプロジェクトを予定
30日:クロージングトークセッション(18:00~20:00)
*終了後、BankARTファイナルパーティーに合流

会場:本町実験ギャラリー 〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町5-49 丸忠センタービルB1F
電話:045-633-6395 営業時間:10:00-19:00 休廊日:なし
主催:FEC 協力:BankART1929、ART iT、ナンヅカアンダーグラウンド、横浜美術館 協賛:COEDO

もの、意味、概念、メディアを常に解体しながら作品/商品を創り上げる二人の展覧会。両氏の過去の作品を展示、お互いのクリエイティビティーを「放電」するところから本展を開始し、展覧会期間中に何回か開催予定のハプニングプロジェクトを通じながら二人がコラボレーションし、最終日にそれらのプロセスを振り返り、今後を展望するトークを開催。

2008年9月14日日曜日

横浜:プラットフォーム横浜からソウルへ

本日はプラットフォーム横浜セミナー最終日。4日間にわたる濃厚トークをゲストのキーワードやいただいた写真などを基に最終議論しました。 私が気になったキーワードとしては、コミュニティー、経験、コミュニケーションがあります。よりマクロ的な活動から、ミクロ的な活動へアートイベントがシフトしていってもらいたいし、自分の今後のアート活動もそれらのキーワード・オリエンテッドな活動を続けていきたいです。途中には写真のような遠藤さんのゲリラパフォーマンスもありとても盛り上がりました。皆さんお疲れ様でした!私はこのサテライトイベントから継続しソウルでのプラットフォーム本展への準備に移ります。

2008年9月13日土曜日

横浜:みがきっこ@プラットフォームセミナー

以前本ブログに告知したプラットフォームセミナーのため、11日から14日までは東京芸大の新港キャンパスに缶詰状態。でも海外から来日したユニークなゲストやアーティストと一緒で非常に楽しい毎日です。毎日さまざまなパフォーマンスが開催されていますが、今日は期間中毎日1台車を磨き上げている「みがっきこ」が私の車をぴっかぴかに!ちなみに写真左奥の車は遠藤さんの「未来へ号」です。

2008年9月12日金曜日

横浜:トリエンナーレ・オープニング

いよいよ始まりました、横浜トリエンナーレ。有名なアーティストが顔をそろえ、でも作品は(予算がないのか)映像がほとんど、地元とのインタラクションもまるでない、という最近の国際展の悪いお手本のようなトリエンナーレになってしまっていますが、大巻伸嗣さんの新作「Memorial Rebirth」は圧巻です。オープニングレセプションでも入り口がシャボン玉で埋め尽くされとても美しい。この作品はトリエンナーレ期間中横浜市内のさまざまな場所に出没するそうなので、お見逃しなく。なお、作家は期間中FECの馬車道スタジオを基地として使用していただいております。

2008年9月11日木曜日

横浜:黄金町バザール・オープン

残念ながら私は足を運べなかったのですが、黄金町バザールがオープンしました。オープニングには600名以上が詰めかけ、中田市長もご挨拶、というとても盛況だったそうです。作品制作のため、FECの馬車道スタジオに2ヶ月以上滞在いただいた田中さんの作品は黄金町周辺のいろいろな場所に展示されているので是非探してみてください。

2008年9月10日水曜日

東京:赤坂アートフラワー始まる

本日は、赤坂アートフラワーのオープニングが開催されている旧赤坂小学校へ。インディペンデントキュレーターの窪田さんとナンジョウアンドアソシエイツの見事なアレンジで、旧赤坂小学校の体育館は小沢剛さんとパラモデル、田尾創樹+おかめぷろ、スサイタカコの競演ですばらしい空間になっています。その空間の中で展覧会期間中に鉄割アルバトロスケットや珍しいキノコ舞踊団によるパフォーマンス開催されると言うのだから、なんて贅沢。必見です。他にも赤坂周辺計6箇所で作品が展示されているので、今度時間を作ってゆっくり観に参ります。

2008年9月7日日曜日

台北→台中:マイケルリン@IT PARK

台北は、ちょうどアートフェアとビエンナーレの間でアート関係はちょっとひっそり。画廊をいくつか回りましたが、みんなアートフェアのお片づけをしていて作品が画廊に山積みになっていました。そんな中、台北を代表するスペースIT PARKではマイケルリンの新作に出会えました。
その後、台中に移動しましたが、台中も特にこれといった展示はなかったのですが、初めて台中駅裏の倉庫5号というアートスペースに行くことができました。ちょっと北京の798のようなゆったりとした佇まいでいい感じでした。

2008年9月5日金曜日

台北:朱銘美術館、基隆夜市

台北では車の移動が可能だったので、ちょっと足を伸ばし、朱銘美術館に行ってきました。写真のような朱銘(台湾を代表する作家のようです)の彫刻がひしめき合う屋外の彫刻美術館で、ゆっくり回って2時間位かかりました。夜は近くの街、基隆の夜市へ。この基隆は最北端に位置するため、台湾に侵略する際に最初に被害を受けた街のため、幽霊がたくさんさまよう街とも呼ばれてしまっているそうです。でも台湾を代表する夜市だけあって、新鮮な海産物にあふれ、人も多くて賑わっていて、おなかいっぱいになりました。

2008年9月3日水曜日

北京:I want to believe

昨日はグッゲンハイム美術館で盛況だった蔡国強の個展「I want to believe」が中国美術館に巡回した展覧会の最終日。深センから北京に到着し、そのまま中国美術館に滑り込みセーフで観ることができました。これらの作品がグッゲンハイムの螺旋スロープや吹き抜けに配置されていたと思い浮かべながら、一つ一つの作品を丁寧に鑑賞することができました。ニューヨークではあまりの人気で鑑賞できなかった人も多かったという話だけに、その展覧会を鑑賞できて本当に幸せ。
蔡さんとは雑誌の取材の関係でこの展覧会のオープニング前の心境や展覧会のプランなどを伺っていましたが、それがインタビューの言葉通り展示されていてとても感動。ユーレンスでの黄永砅の個展と並び、今年の北京では非常に見ごたえのある展示に多く出会え、感謝です。

2008年9月1日月曜日

深圳:オープニング3連発

今回の深センへの出張の目的は、本日オープンした華美術館の開幕式、そして何香凝美術館で始まった王広義の個展、そしてOCATで始まった張培力の個展のオープニングの出席でした。その中で一番良かったのは張培力のインスタレーション。中国のミシン工場をそのまま空間に移設したインスタレーションで、背景にはミシン工場の映像がたんたんと流れています。このスタイルは北京Boers-Liギャラリーで春に行った個展(モデルハウスを風で吹き飛ばし、そのプロセスの映像とインスタレーションを組み合わせた作品)と同じもの。もともとは映像の作品が多かった作家が、それにインスタレーションとを組み合わせ、作品を追うごとに迫力、スケールを増し、そして展示が進化していることを肌で感じました。正直、こういった作家は最近の中国の現代美術のシーンでは出会えなくなってきているので、今後の更なる発展を期待したいです!

2008年8月31日日曜日

北京→深圳:浴衣イベント&超ラグジュアリホテル

8月最後の週末、ということで、北京の友人と口を合わせて皆で浴衣OR甚平でクラブへ繰り出し、気がついたら朝の5時になっていました。やはり目立ってしまって、ちょっとコスプレ的な快感が。笑。そしてちょっと寝た後、北京から深センへ移動。そして到着したホテルが超すばらしく感動して写真を撮ってしまいました。こんなところに招待で宿泊するなんて人生でこんなのはじめてかも。笑。仕事がんばるぞ!そんな素敵な8月最後の週末になりました。

2008年8月29日金曜日

横浜:金氏徹平DISCHARGE展開始

アートイットオリジナルで現在好評発売中の金氏徹平さんの作品の展示がいよいよ横浜美術館の小倉山カフェ奥でいよいよはじまりました~!オリジナルの作品以外にも彼の作品を久しぶりにまとまってみることができるいい機会ですので、横浜にお寄りの際は是非お立ち寄り下さい。また、来年の三月の個展に向けて美術館がファンドレイズのために版画の申し込みも受け付けていますので、是非応援もかねて版画の購入もよろしくお願いします!とてもいい作品です。

2008年8月25日月曜日

東京:銀座で韓国現代美術めぐり


今日は久しぶりに銀座に足を運びました。先ずは資生堂ギャラリーで開催されているキム・スージャ展。ワシントンで彼女のインドで制作した作品を見ていて以来で、今回は4面スクリーンでインドのゴアで撮影した海、太陽、そして月が重なり合う作品が映し出され、特に水のうごめきが非常に印象的な迫力ある映像インスタレーションでした。
そして、東京画廊に足を運びイ・ヨンミ展のプレビューへ。1981年生まれのまだ修士を修了したばかりの若い韓国の作家ですが、学生時代からすでに多くのグループ展に参加している実力派です。ディレクターの田畑さんにも説明いただきましたが、写真のとおり韓国の磁器のような上品で繊細な作品の中に、悲劇的な印象を持ち合わした面白い作品。
大御所から若手まで実力派の韓国の現代美術か銀座で鑑賞できたよい一日になりました。

2008年8月23日土曜日

東京:アネット・メサジェ&田中功起

今日は森美術館で開催されているアネット・メサジェ展、そして青山目黒で始まった田中功起展に足を運びました。アネット・メサジェの展覧会はかなり見ごたえがあり、最初の鳥のインスタレーションといい、途中のベネチアで展示したインスタレーションといい、一つ一つのインスタレーションが大きく作品数がそれほどなかったせいか、あっという間に見終わってしまいましたが、とてもいい展覧会でした。彼女のトーンに似たような作品をつくる日本人作家も多い気がして、そういった意味でも彼女の作品がまとまってみれたのは非常に良い機会でした。
その後は雨の中、中目黒に移動。何故か青山目黒さんに行くときは雨か雪になります。田中さんの作品はスタジオをこっそり構えている横浜でチラッと見せていただいたのですが、スカッとした、ちょっとのり的な展覧会でした。そこで田中さんより結婚報告!結婚指輪を拝ませていただきました。奥様もとても綺麗な方でした。10月は田中さんが参加される展覧会PLATFORMのお手伝いもする予定なので、楽しみです。
その後、中目黒の串若丸で焼き鳥を食べよう(美味しくて安くてお勧め)と向かってみたら、交差点でばったり会田誠さんと遭遇。9月3日から始まる展覧会「ワイはミヅマの岩鬼じゃーい!!」の設置準備が今日から始まったとおっしゃっていました。私は中国出張中のためオープニングにはいけなそうですが、楽しみにしています!

2008年8月19日火曜日

東京:アヴァンギャルド・チャイナ-<中国当代美術>二十年-

久しぶりのアート系のブログです。汗
蔡国強の個展が中国美術館で幕を開けた19日、国立新美術館ではアヴァンギャルド・チャイナ-<中国当代美術>二十年-が始まりました。東京の後、大阪、名古屋を巡回する大型の展覧会で、中国現代美術の有名人の作品が一同に揃う展覧会ですが、正直展示されている作品はいまいち。作品が高額になりすぎて作品が集めにくくなっている、日本に中国の現代美術のコレクションがとても少ない、そして展覧会開催までの準備期間が短く作品が集めきれなかった、というのがもろに分かってしまう展覧会で切なかったです。ただ、私は何度も中国で見慣れている作品群ですので、まだ見たことのない人にとっては新鮮で楽しいかもしれません。
オープニングには孫原・彭禹さんがいらっしゃり写真も撮らせていただいたのですが、その写真も前回のブログにも書きましたが消えてしまいました。。ごめんなさい。

2008年8月16日土曜日

北京:再びオリンピック公園、そしてバレーボール観戦

悔しいことに、昨日撮影した写真がカードエラーで消えてしまいました。。
友人の友人がオリンピックコミッティーに勤務していて、チケットがなければ入ることの出来ないオリンピック公園に再び足を運んできました。晴天の中、鳥の巣や周囲の建物をいろいろ撮影しただけに、それらの写真が消えてしまって、かなり泣きモードです。
そして夜は首都体育館に移動してバレーボール観戦。チケットはなかったのですが、友人と入り口に行ったところ予想通りダフ屋がチケットを販売していて各250RMBでゲット、日本対ベネズエラを無事に観戦することができました。こちらでもオリンピックのスタッフユニフォームを来た解放軍や、本当の制服を着ている解放軍と写真撮影しちゃったり、もちろん選手や体育館内部、バレーボールのサインの前で同じポーズを取って記念撮影など、かなりいい感じの写真が撮れていたのですそれらもパー。楽しかったけど、本当に悔しい。まあ、思い出は心の中に焼きついています。笑

2008年8月14日木曜日

北京:行ってきました!オリンピック会場、水立方

超ラッキー!知り合いよりチケット1枚あまっているから一緒に来ませんか?と連絡をもらい、昨日オリンピックを観戦してきました。北京日本人会オフィスに行くと日本の旗がもらえるとの噂を聞きつけ、その前の日に日本の旗をゲット、当日は北京においてあった甚平を身にまとい会場へ。でもって会場に行くまでかなりの大変で、オリンピック会場に行くまでの地下鉄に乗る前にセキュリティーチェック。ちなみにチケットを持っていない人は地下鉄に乗れないというかなり厳しめの対応。やっと到着すると人であふれかえるオリンピック公園。「水立方」の名で親しまれている水泳競技場の会場までは歩いて約20分の道のり。途中にはまるで万博のようなスポンサー企業のパビリオン会場が続き、やっと左手に鳥の巣が見えてきたと思ったら、右手に水立方を見つけました。このオリンピック開催中に水立方の中に入れるのは本当にラッキーで、興奮して写真をとりまくってしまいました。競技開始の2時間前から入れるのでしっかり早めに入ったら、水泳と飛び込みの練習をしていてこれまたラッキー。競技自体は決勝ではなかったので盛り上がりはいまいちでしたが、日本の選手も何人か登場したし、オリンピックの盛り上がりを肌で感じられるよい機会となりました。

2008年8月11日月曜日

北京:大変化した都市とシステム

今日はオリンピック真っ只中の北京をふらついてきました。本当にオリンピックは街を変えるんですね。肌で実感できました。まず交通システム。前回空港からの電車のことに触れましたが、地下鉄もバスもとても快適になりました。タクシーもマナーが良くなり、運転手はみんな黄シャツにネクタイできめています。以前上半身裸で痰を吐きながら運転していたのがうそみたい。でもって値段は前と変わらないのが嬉しいです。道路の両サイドには木、芝生、花が丁寧に植えられ、北京はまるでガーデンシティー。(ちょっと言いすぎか、笑)
TVも凄いことになっています。CCTVは新しくCCTV-EとCCTV-Fを始めましたが、これなんと、スペイン語とフランス語の番組でずっとその言語で中国の番組が流れています。つまり日本でいう、NHKみたいなものが、英語の番組(以前からある)、フランス語、スペイン語の番組を自ら作ってしまっているのです。それ以外も20チャンネルくらいCCTV系列の番組があるのでほんと凄いです。
街にはボランティアがあふれ、地元もおじちゃんもおばちゃんも政府から支給されたオリンピックシャツを着て張り切って日常警備にあたっています。街全体で皆で支えながらオリンピックを楽しんでいるように感じます。このなんともいえない一体感は日本ではあまり味わえない、とてもいいものだと思います。
でもって、日常生活はあまり変わりがないように感じます。日本ではどのように報道されているか分かりませんが、非常に平穏な日々です。近所に散髪に行きましたが、30元(450円)で満足だし、めがねのレンズを入れにいってもいいレンズで作ってもらっても120元(1800円)だし(日本なら数万します)、20分で即効作ってくれ、度数とかも完璧で全く文句なし!
あえて文句を言うなら、交通規制で時折大渋滞が発生すること、そしてタクシーがかなり少なくてつかまりにくいことでしょうか。あと、多くのクラブがサンダル禁止、短パンだと入れないところもあります。ちょっと時代に逆行って感じですが。。でも、混乱することを予想していたオリンピックは今のところ順調な気がします。中国政府の管理能力はさすが!

2008年8月8日金曜日

北京:オリンピックいよいよ開幕!

中国念願のオリンピックがいよいよ幕を開けました!夜から始まる開幕式の前までは、開幕式に参加するために北京にいらっしゃった日本からのお客様を北京の芸術区にご案内、思いがけず多くの方に会うことが出来ました。UCCAでは北京の新空港を手がけたノーマンフォスターとそのプロセスを撮影し続けたアイウェイウェイの本のラウンチイベントが開催されていて、彼らにご挨拶、館内は同行させていただいたお客様がちょっとした有名人であったため、ユーレンスさん(夫のほう)に展覧会をご案内いただけました。その後、大山子をゆったり回った後、草場地芸術区へ。
草場地ではBoers-Liギャラリーで現在作品を制作中のXijing Men(小沢剛、キムホンソク、チェンシャオション)にばったり再会。彼らは北京オリンピックに合わせて、Xijing Olympicを開催中で、全てがYou Tubeで絶賛上映中です。これから競技もどんどん増え、YouTubeにもアップデートされるみたいなので、こちらのチャンネルもお見逃しなく。彼らとは10月からソウルで開催されるプラットフォーム展でも協業するので楽しみです。
そして、開幕式も凄い迫力でした。大人数の演技者+一握りの管理者で中国がまっわている、そしてこのスケール感と美しさは他の国では絶対まねできない、そんなことを知らしめたオープニングで、欧米からのお客様もあっけに取られたでしょう。先日インタビューした、蔡国強プロデュースの花火もかなり圧巻でした。21世紀はアジアの時代になっていく、ほんとそんな実感です。

2008年8月7日木曜日

北京:オリンピック開幕直前の空港

オリンピック直前の北京空港はさぞかし混乱しているだろうと思い、オリンピック前日の7日に呼和浩特から北京までの飛行機に乗ってきました。やはり飛行機のダイヤも混乱していて、予約していた呼和浩特夕方5時発の飛行機は何故かキャンセル(大雨だったせいもある)、次は夜中の11時50分ですと言われたときにはぷちっと切れ、打ち合わせに間に合わなくなるから、と泣きそうな顔をしてみて一つ前の4時にどうにか乗せろ、とせがんでみたら、スタッフが頑張ってくれてどうにか便を変更してくれました。早めに空港に入っておいて良かった。ちなみに飛行機は満席でした。
北京に降り立つと飛行機がゲートに到着するまで30分。空港にはプライベートジェットがかなり。やはり各国の要人はみな集まっているのでしょう。空港も、ものものしい警備と活気と興奮とが入り混じる異様な空気。来た甲斐がありました。笑
ちなみに、翌日のオリンピック当日は夕方から北京空港は閉鎖、全ての便がキャンセルされることになったようで、もしかしたら呼和浩特で身動きが取れなくなってしまったかもしれない、と思うと、頑張って食い下がって良かったと。中国はとにかく真剣に主張するとどうにか頑張ってくれる国。諸事情で突然キャンセルは困るけど、別の大国での航空会社の対応と比べると全然捨てたもんじゃありません。いよいよ明日はオリンピックの開幕式です!

2008年8月6日水曜日

呼和浩特:ゲル&乗馬ツアーと新しい博物館

外と違って内は中国人のおかげで相当観光業が発達していて一人でもある程度楽に観光地を回ることができました。長時間の移動でかなりくたくたになっていましたが、即1泊のツアーに参加し、呼和浩特郊外のシラムレンへ。大草原の中で乗馬にチャレンジ(写真が案内してくれた現地の遊牧民で非常にお客さん慣れしていて二人で楽しく乗馬)、電気の通っているゲルではちゃんと仕事も出来、そしてそのままゲルに泊まり、ゆっくりモンゴルライフを満喫できました。食事は私の好物である羊肉が中心。
市内では、内モンゴル博物館が郊外の新開発地区に移転していて、それがとてつもない大規模で立派な博物館で、スミソニアン博物館も真っ青な充実した恐竜化石のコレクションと、内モンゴルでの抗日の歴史の展示はなかなかの見ごたえでした。是非お見逃しなく。

2008年8月4日月曜日

Ulaanbaatar→二連浩特:電車での国境越え

いよいよ電車で外から内に移動。電車は前日の夜8時にウランバートルを出発し、中国の国境の街二連浩特を目指します。緑の大草原、そして満天の星空の下をゆっくりと走る寝台列車はいいもので、持ち込んだビールをゆっくり飲み干すと、あっという間に夢の中へ。担当乗務員に叩き起こされら、もう朝の7時を過ぎていました。写真は国境を越える前のモンゴルの国境の街、ザーミンウード。砂漠の中にぽつんと駅があるかわいらしい、でも殺伐とした駅です。電車の中で出国手続きが行われ、到着から一時間ほどで完了、電車はゆっくりと二連浩特を目指します。国境にはそれぞれの軍隊が列車に向かって敬礼、そしてその後は国境に観光に来ている中国人の山。私たちの電車は国境の記念として最適な被写体となっていました。そして、二連浩特でも電車の中で入国手続き。やはオリンピックのせいか、警備が厳しく荷物を結構細かく調べられ(日本人はかなり甘い)、到着してからこれまた1時間くらいたってからやっと列車から外に出ることが出来ました。二連浩特はモンゴルから比べるとかなり発達していて、駅も立派、共産党の大きな建物がたくさん。ちょっと走っただけでこんなに風景が変わるものか、そして中国の景気のよさを感じられました。その後呼和浩特へ向け、バスに乗り換え更に6時間の旅が始まりました。

2008年8月2日土曜日

Ulaanbaatar:大草原でのチンギスハーンスペクタクル

日本に帰国中、ふとHISを通りがかったらモンゴルのチラシがおいてありました。そういえば、モンゴルって夏しか季節的にいけないんだ、と思いたち、急遽モンゴルに行くことを決意。まず北京からウランバートルに入り、そのあと電車で中国に入国し、そこからバスで呼和浩特まで移動、呼和浩特から飛行機で北京に戻る、というちょっとハードなプランニングで外モンゴルと内モンゴルを回り、外(:モンゴル)と内(:中国)がどのように違うか、その違いを自分の目で見てくることに。
まず降り立ったウランバートルでは、 モンゴルに行くことを決意したきっかけでもある、チンギスハンのショウを鑑賞。広い大草原を舞台に繰り広げられるショウは迫力満点でした。このショウの前にはモンゴル相撲などもあり、一日楽しめました。会場はウランバートルから車で一時間ほどバスで行ったところなので、モンゴルの最大の魅力である大草原も満喫できます。
戻ってきてからは、市内のお寺を回ったり恐竜の化石が大迫力の博物館を回ったり。また、前回の選挙の際に起こった暴動のつめ跡、黒焦げの革命党ビルもしっかり見てまいりました。そして、夕方からは現地の友人とともに食事をしたり飲みに出たり。あっという間にウランバートルの時間が過ぎていきました。澄んだ空気にどこまでも広がる緑の草原、モンゴルはちょっと一人旅は不便だけど、また友人と訪れたい国ですね。

2008年7月29日火曜日

北京:一虎一席談

今日は香港のフェニックステレビの看板番組「一虎一席談」の収録があり、慶應大学VS清華・北京・人民大学という構図で、「中国の現状は日本のバブルと同じものなのか」「オリンピック後の北京と中国はどうなっていくか」についての議論が交わされました。慶應三田会からこのお知らせを頂き、時間があったため私もその収録の観客として参加してきました。意外と収録会場はそっけなく、そしてとても暑い中での収録でしたが、中国のテレビの収録風景を垣間見ることが出来ました。

2008年7月26日土曜日

上海:再び滄浪亭へ、そして西塘

6月15日のブログにも書きましたが、上海によると必ず滄浪亭に立ち寄ります。今回も早速行って来ました。そして今回はしっかり写真を収めてきました。麺と具が別々に出てきて自分で具を麺にかけて食べます。今回もとても美味しく食べてきました。
また、上海郊外の西塘という街にも足を伸ばしてきました。ここはミッションインポッシブル3の舞台になった場所で、古き良き中国の水郷風景が広がっていました。今回はかなり暑くて参ってしまいましたが、街自体は変に観光地化されておらずとてもいい雰囲気でした。今度は大切な人といい時期にゆっくり滞在したいものです。西塘の写真もたくさん撮ってきましたが、行ってからのお楽しみと言うことであえて今回は掲載しません。笑