2010年4月26日月曜日

北京:CIGE、今日美術館、ビタミンクリエイティブスペース

4月25日は繁華街に近いエリアで散策しました。
CIGE(China International Gallery Exhibition)へ行ってきました。
フェア最終日だったのですが、お客さんが少なく、あまり活気がありませんでした。
去年と比べると縮小傾向だったこのことで、関係者の評判もよくなかったです。
中には面白い展示をしているギャラリーがあり、1つ1つをじっくり見て行くと面白かったです。
http://www.cige-bj.com/

CIGEの後に、今日美術館へ。
今日美術館では、Chi Peng氏のオープニングが行われていました。
全体的に作品の点数が少なく、壁にキャプションとビスのみが残っている様子に疑問を持ちました。
後ほど作家から、過去の記憶として意図的に作品を外しているとの話があり、実験的にキャプションとビスのみを残している事がわかりました。
しかし、彼の作品を見たくて来たお客さんに対して少し乱暴だと思うところもあり、複雑な気持ちでした。
私は彼の作品が好きなので、やはり壁にかかった作品を見てみたかったです。
今日美術館にはショップがあり、本やグッズがたくさん販売されています。
以前から興味があった洋服のブランドのシャツに出会う事が出来、購入しました。
北京はアートだけでなく、デザインやファッションのレベルも上がって来ているように感じました。

今日美術館

ビタミンクリエイティブスペースではイベントが行われていました。
このイベントは明確なパフォーマーが存在せず、会場に来ている人それぞれがパフォーマンスに参加しているようなイベントでした。
電話やベル、マイクのコード等様々な装置が会場に散りばめられ、それぞれの人が触ったり勝手に装置が反応します。
はじめは一体何が行われているかわからずに戸惑いましたが、とても面白いパフォーマンスでした。


イベントのページです。

北京のアートシーンでは、規模が大きい空間が多く、作品も同様に大型のものが多いです。
それに比べて、ビタミンクリエイティブスペースは他のギャラリーに比べると規模は小さいですが、小さな空間の利点を生かした観客参加型のイベントが見られてよかったです。
北京に来て最初に驚いたことは、とにかく空間のスケールが大きかったことです。
しかし、大きい規模の空間だけでなく、昔から残っている古く小さな軒を並べる胡同も街と共存しています。
アートシーンにおいても、大型のギャラリーや美術館と小型の空間が今よりも共存できるようなシーンになるともっと面白くなると思いました。


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