2009年1月20日火曜日

台北:日本の現代美術ブーム?

台北の滞在時間も残り少なくなり、ギャラリーをなるべく回っていますが、今台北は本当に日本の現代美術ブーム。先週からは、SOKAで「大開眼界5」展が始まり、これはミヅマアートギャラリーとのコラボレーション企画。また、谷公館では「美しさと悲しみと」が開催中、ここでは次回2月からはアラタニウラノとのコラボレーション展が企画されています。また、昨年の12月には誠品画廊が東京画廊+BTAPとのコラボレーションで松浦浩之展を開催、オープニングで作品がほぼ完売状態、という状況でした。これから台湾は(中国)大陸と日本との接点的な街として面白くなっていくような気がしてなりません。

2009年1月17日土曜日

東京:都市へ仕掛ける建築

1月は日本に戻る予定がなかったのですが、急遽予定が入り4日間の緊急帰国。でも、せっかくの帰国なので、仕事以外には友人や家族と食事したり、展覧会のオープニングにも足を運んできました。中でも、オペラシティーで始まった「都市へ仕掛ける建築 ディナー&ディナーの試み」は非常に丁寧なつくりの展覧会で見ごたえがありました。また、プロジェクトNでは原良介氏の展覧会も開催され、こちらの絵もとても良かったです。
そうこうしている間に時間が過ぎ、あっという間に日本を出発。今回は突然かつ滞在期間も短かかったので、あまり連絡できず、でしたが次回は29日に帰国するのでその時は連絡します。

2009年1月7日水曜日

台北:台北アートアワード@台北市立美術館

今日は授業後にビエンナーレが終わったばかりの台北市立美術館に足を運び、12月20日から開催中の台北アートアワード展を観てきました。このアワードは2001年から始まったプログラムで、若手の現代美術作家に賞を与え、その作品を展示しています。日本でいう、岡本太郎賞またはVOCA展のようなものでしょうか。
今年は合計28作家の作品が選ばれ、ゆっくり観てきましたが作家のほとんどが1980年代生まれでまだまだもうちょっと、という作品が多かったですが、結構面白い展示になっていました。その中でも牛俊強という作家のポストカードと言う作品が個人的には結構好きでした。手法としては結構見られるものですが、台湾で開発されているマンションの広告や立看板などに漢字で書いてある名称が、外国の地名(マンハッタン、千代田、プラハなど)や名前(トーマスなど)に由来していてその一部分をポストカードのように1風景として切り取られている作品です。
そしてその後は、両親が台北にきたときに一緒に足を運び、その泉質に感動した北投温泉へ。ここで有名な温泉ラーメンを食べ、日帰りの温泉で一休み。台北はこういったところが車で30分くらいのところにあっていいですねー。ここ数日台北はちょっと寒くなったのですが、体はぽかぽかになりました。

2009年1月6日火曜日

台北:アンディー・ウォーホール@中正記念堂

今日は授業の帰りに中正記念堂で元旦から始まったばかりのアンディー・ウォーホール展に足を運んできました。かなりまとまった数の彼の作品を一同にアジアで観れる最初の機会とのこと、楽しみにしていましたが、作品そのものは貴重なものが何点かあるものの、展覧会の内容自体はひどいものでした。
まず展覧会のイントロダクションなどなどの印刷がひどくて、文字がかぴかぴしていたり、破れていたり。貸し出し中の作品はその作品のポスターが張ってあり(キャンベルスープの缶の作品)、「貸し出し中」と書かれたポストイットが張ってある。これでは展覧会は台無しですよね。また、中正記念堂のホールはもともとは美術の展覧会向けの空間ではないため、すべて新しく壁を立てての展示なのですが、その展示の仕方もひどく、わけのわからないピンクのラインが入っていて作品を邪魔しているし、作品の相互関係なく無造作に作品が展示されているはで非常にがっかり。作品が作品なだけに、展示空間をしっかり作りこめていないので、まるでポスターをぺたぺた貼っただけのデザイン展のようになってしまいました。作品の数自体もそこまで多くないのに、入場料は250台湾ドル(=約750円)。台湾の物価から考えるとかなり高く、かつ質の悪い展示、なんとも後味の悪い一日になってしまいました。
唯一良かったのは、ミュージアムショップで販売していたメイドイン台湾のウォーホールのピンバッチが安く買えたことくらいでしょうか。笑。これからアジアを巡回するらしいのですが、次はどちらで開催されるのでしょうか~

2009年1月4日日曜日

台北→花蓮→太魯閣→合歓山→台北

台北に住む親友が年末年始にやっと長期のお休みを取得できたので、北部台湾旅行を企ててくれました。そして強行軍ではありましたが、台北から花蓮→太魯閣→合歓山というルートでドライブ旅行に。元々は太魯閣のみを考えていましたが、合歓山を経由し、東西横断の後に台北に戻ることに。
それにしてもこのドライブルート、ちょっと大変でしたがかなり大満足。天気にも恵まれ、快適なドライブ旅行となりました。かなりありえないところを道路が走っているので、ずっと感心しながらの旅行になりましたが、このルートは国民党が西から東への物資輸送、緊急避難路としてかなり強引に作ったそうです。車で3275メートル(武嶺)までいけてしまうんだから凄い。でも道路はしっかり安全に運転できるように整備されています。写真はほぼ最高地点でのドライブの様子。道路の先は崖で、その先には雲海と山々が美しく広がっていました。雲の上のドライブといった感。植生も熱帯雨林から、高山植物までどんどん変化していく景色が楽しめてしまいました。標高の高いところは本当に台湾にいることを忘れるほど。ヨーロッパに迷い込んだ感です。こういった変化を1日で楽しめてしまうのは世界広しともここだけなのでは、と感慨にふけりながら台北に戻るのでした。明日からはまた日常の生活に戻り、中国語の授業も再開です。

2009年1月1日木曜日

台北:101でカウントダウン&あけましておめでとう

毎年いろいろな国で年越しを楽しむようにしていますが、今年は台北での初年越し。かねてから楽しみにしていたこの101でのカウントダウンにやっと居合わせることができました。カウントダウン前から101周辺は黒山の人だかりで凄く盛り上がっていました。そして肝心の花火は、、、勢いよく始まったはいいものの、あっという間の収束でいまいち。。
今年はかなり評判が悪かったようで 今朝のニュースでも花火の悪評のコメントが。でも楽しかったし盛り上がったし、なんといってもあまり寒くないし、まったりした台北の年越しはとてもいい感じで過ごせました。毎年冬は台北で、が定番になりそうな予感。

昨年はいろいろな方にお世話になりっぱなしの1年でした。今年は昨年よりもさらに楽しく充実した1年になるよう頑張りますので引き続きのご支援、何とぞよろしくお願いします。本年もどうぞよろしくお願いします!

2008年12月31日水曜日

台北:ITParkにて

昨日は今年の授業の最終日。授業の後、友人の林さんと合流し、友人宅でご家族とともに夕食をご馳走になりました。クリスマスのときもお邪魔したのですが、彼女のお母さんが作る料理は本当においしい。毎回ご馳走様です。その後は北京から台北に遊びに来ているPaulineさんとUCCAで働くDavidさんとITParkで合流。しばしの団欒を楽しみました。そこには前回の台北で一緒に食事をしたアーティストのTsuiGuangYuさんもいらっしゃり楽しい会となりました。年末ゆったり台北ライフはなかなかよいものです。今日は年越しをを楽しく祝うべく101へ行き、カウントダウン&花火を楽しむ予定です。