2008年6月24日火曜日

NewYork:チェルシー&ニューミュージアム!

「月曜日はギャラリーがお休みだから火曜日にチェルシーでランチでもどう?」と、連絡をいただいたNYで活躍するインディペンデントキュレーターのエリックC.シャイナーさんとランチの後、チェルシー画廊探索に。チェルシーへは2年前東京画廊の出張で来て以来ですが、数は増えているものの特に大きく代わり映えはしていないように感じました。その中で目立ったのはアジア系ギャラリーの台頭でしょうか。今年、グッゲンハイム美術館で蔡国強の個展が開催され、グッケンハイム市場最大動員数を記録(NYに住む友人も長い行列で観る気がなえて見損ねた人もいました)したそうで、それに合わせメアリーブーンはアイウェイウェイや劉小東の個展を開催、ブルックリン美術館でも@MURAKAMI展が開催されるなど、今NYはかなりアジア現代美術ブーム。チェルシーでも、アラリオやガナアートといった韓国系、中国系も規模は小さいながらも5件ほど新しく画廊ができおり、東京画廊で働いていたときに一緒に仕事をしたこともある蔡錦の新作もみることが出来ました。アメリカ系でも、メアリーブーンの中国系展示は終わっていましたが、8月に北京にスペースをオープンするPaceWildensteinが超巨大なZhangHuanのインスタレーションをドカーンと展示していました。アジアの作家を多くレプレゼントしているJames Cohan Galleryも7月に上海にスペース開設するそうです。
そして、夜はNYのNOKIAでプロダクトマーケティングの仕事をされている山本さんらとエリザベス通り沿いでプリンス通り近くにある「パブリック」という素敵なレストランで軽食&軽く一杯の後、近くにあるNew Museumのオープニングへ。New MuseumはSAANAが手かげたことで日本でも既に有名ですが、空間はちょっと展示には使いにくそうで、展示されている作品もいまいち、若い現代美術作家のための美術館としてNYでは非常に重要な位置づけだけに、今後に期待したいです。ちょうど私がNYに入る前日まで今年の横浜トリエンナーレの中国人キュレーターのHuFangがレクチャーに参加していたらしく、彼にメールを打ったらやはりちょうどすれ違いだったようで残念。。
ちなみに、このNew MuseumのあるLower East Sideは今アートで一番の注目の地区。新しいギャラリーが出来たり、チェルシーやミートパッキング地区の家賃の高騰でクリエーターが移ってきたりと、新しい動きが起こっています。元々小さい商店が軒を連ね(ここにあるMOSCOTという眼鏡屋はとても素敵でまたまた衝動買い、、コレクションが増えました)、チャイナタウンも近く、あらゆる文化と新旧が入り混じる面白いエリアになっていきそうです。

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